トヨタは売り買い交錯、目先1ドル137円近辺の円高がネガティブに働く
トヨタ自動車<7203>は売り買い交錯、全体軟調地合いのなかで上値の重い展開を強いられている。ここ日米金利差を背景にドル高・円安が急速に進んだが、足もとではその反動で1ドル=137円ちょうど近辺まで円高方向に振れている。米10年債利回りは、リセッション懸念を背景に前日終値ベースで2.87%台まで急低下、これがドル円相場で円を買い戻す背景となっている。トヨタは対ドル1円の変動で営業利益が400億円以上も変動するほど為替感応度が高い。同社の今期想定為替レートからは依然として大幅な為替差益が見込まれるものの、目先の円高傾向は株価にはネガティブ材料となる。また、米経済指標などから個人消費減速が確認されるなか、米国での自動車販売が落ち込むことへの警戒感も根強いようだ。
出所:MINKABU PRESS
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