レンティア Research Memo（10）：連結配当性向15%以上が基本方針。2024年12月期は年間60円配当予想

■株主還元策

コーユーレンティア<7081>は株主還元として、成長に向けた投資・財務安定性の確保に向けた内部留保と株主還元をバランスよく実施し、利益成長により1株当たり配当の安定を目指すことを基本方針としている。これに沿って、配当方針としては、収益とキャッシュ・フローの状況を考慮し、連結配当性向15%以上を目指すとしている。

これに基づき、2023年12月期の年間配当は55円（前期は45円）とし、2024年12月期は2020年12月期から4期連続増配となる年間60円配当を予想している。

また同社では、以前から保有株式数と保有期間に応じて「プレミアム優待倶楽部」のポイントを進呈する株主優待を実施してきたが、今回利益分配に対するバランスの観点を考慮した総合的な検討により、付与ポイント、ポイント繰越条件※及び基準日を変更した。新しい株主優待ポイントは2024年6月末日現在の株主から適用され、ポイントは旅行や食品、電化製品などの5,000種類以上の商品と交換できる。

※繰越制度は廃止となり、2024年5月31日までに、2023年12月末の優待ポイントを行使しなかった場合は、失効となり繰越できなくなる。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　寺島　昇）

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