シャープが上昇、鴻海の出資再提案報道受け買い集まる

　シャープ<6753>が上昇、寄り付きに前週末比８円高の２４６円に買われた。株価は３月に入り業績悪化を背景に売られる展開にあったが、足もとは底値離脱の兆しをみせている。電子機器のＥＭＳ（受託製造サービス）世界トップの鴻海精密工業が同社に対し出資を含む経営支援策を提案することが分かったと２１日付の日本経済新聞が報じており、これを材料視する買いが優勢となっている。鴻海精密工業とシャープは２０１２年３月に、鴻海がシャープの株式１０％弱を取得することで合意したが、その後の株価下落で協議が難航し、出資が実現していなかった。今回新たな提案で仕切り直しを図る動きで思惑を誘っている。

シャープの株価は９時６分現在２４５円（△７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）