貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

6358 酒井重工業

東証P
6,260円
前日比
+70
+1.13%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.6 0.94 4.31 35.23
時価総額 276億円
比較される銘柄
日立建機, 
タダノ, 
オカアイヨン
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

酒井重 Research Memo(5):財務基盤は安定、手元の現金及び預金は7,674百万円と潤沢


■業績動向

3. 財務状況
酒井重工業<6358>の2024年3月期第3四半期末の財務状況については、流動資産は前期末比2,431百万円増の29,871百万円となった。この主な要因は、現金及び預金の増加190百万円、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)の減少895百万円、棚卸資産の増加2,610百万円などによるものだ。固定資産は同1,635百万円増の15,000百万円となったが、この主な要因は、有形固定資産の増加265百万円、無形固定資産の減少58百万円、投資その他の資産の増加1,429百万円(主に投資有価証券の増加1,487百万円)などによるものだ。この結果、資産合計は同4,067百万円増の44,871百万円となった。棚卸資産が増加しているが、これは増産用部品と安全在庫を積み増したことによるもので、部品等の供給制約が緩和されてきたことに伴い、適正在庫水準へ調整を進めており、懸念される内容ではない。

負債合計は前期末比931百万円増の16,440百万円となったが、この主な要因は、流動負債のうち買掛債務(支払手形及び買掛金、電子記録債務)の増加657百万円、短期借入金の増加10百万円、固定負債の増加506百万円などによるものだ。純資産合計は同3,135百万円増の28,431百万円となった。この結果、2024年3月期第3四半期末の自己資本比率は63.2%(前期末は61.8%)となった。

2024年3月期第3四半期末の正味運転資本(売上債権+棚卸資産-仕入債務)は前年同期比10.2%増(同1,182百万円増)の12,827百万円となった。この主な要因は、売上債権の減少1,197百万円、棚卸資産の増加2,262百万円、仕入債務の減少117百万円によるものだ。販売(売上高)が堅調に推移したものの、増産と部品欠品リスク低減のための在庫の増加により、売上高/棚卸資産回転数は、前年同期比0.16回減の年間2.79回に減少した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均