IBJ---第1四半期営業利益は45.5％増、婚活会員数が計画を上回って推移

IBJ<6071>は15日、2015年12月期の第1四半期（2015年1-3月）決算を発表。売上高が前年同期比28.2％増の9.27億円、営業利益が同45.5％増の1.94億円、経常利益が同45.9％増の1.94億円、四半期純利益が同51.7％増の1.22億円だった。

連盟事業、メディア営業、コミュニティ事業、イベント事業で構成されているメディア部門は、売上高が前年同期比38.5％増の6.54億円、セグメント利益が同51.9％増の2.56億円だった。また、ラウンジ事業からなるサービス部門は、売上高が同11.0％増の3.01億円、セグメント利益が同4.7％増の1.24億円だった。現在の主要婚活サービス利用者数は約34万人、加盟している結婚相談所数は1031社となった。この会員基盤とインターネットメディアを活用した広告プロモーションが拡大し、広告クライアントとの業務提携件数も増加している。また、当第１四半期には、東北地域に新たに仙台店をオープンさせたほか、婚活消費としての指輪の送客に加え結婚式場への送客も成果が見え始めるなど、着実に事業基盤の強化を進めた。

15年12月期の通期業績については、売上高が前期比16.4％増の38.61億円、営業利益が同22.1％増の7.85億円、経常利益が同19.8％増の7.54億円、当期純利益が同18.4％増の4.79億円とする従来予想を据え置いている。通期の業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が24.0％、営業利益が24.8％と堅調に推移しており、同四半期の計画を大きく上回っている。業績予想の前提となる婚活会員数などで、当初の見込み数に対して大幅に増加していることが要因であるが、業績予想の修正の要否については引き続き慎重に検討を行っていくという。

なお同社は、9社からなる民間事業者協議会「婚活サポートコンソーシアム」の事務局を務めており、2015年6月21日（日）には衆議院議員の小泉進次郎氏など著名人を交えた第一回婚活シンポジウムを開催する予定。少子化時代の日本が抱える社会的課題の解決に向けた取組みなども積極的に行っている。

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　提供：フィスコ