キャンバスがストップ高買い気配、米社とライセンス契約、今期経常35％上方修正

　26日、ＣＡＮＢＡＳ <4575> [東証Ｍ] が15年6月期の経常損益(非連結)を従来予想レンジの3.0億円の赤字－6.9億円の黒字→2.4億円の赤字－7.5億円の黒字(前期は4.8億円の赤字)と中値で35.2％上方修正したことが買い材料。

　同日、米Stemlineと抗がん剤候補化合物「CBS9106」の開発に関するライセンス契約を結んだことを受けて、契約に基づく収益予想値6000万円などを加味した。

　同社は「CBS9106」とその類縁化合物の開発・製造・商業化にかかる全世界(日本・中国・台湾・韓国を除く)での独占的な権利を供与。対価として契約一時金1000万円のほか、今後4年間にわたる技術アドバイザリーフィー、開発進捗に応じたマイルストーンペイメント、上市後の売上高に応じたロイヤルティを受け取る。技術アドバイザリーフィーとマイルストーンペイメントの総額(上限額)は約107億円となる。

　株価は300円ストップ高の1311円買い気配。
(「株探」編集部)