森下仁丹が大幅続伸、「希少金属を微生物カプセルで回収する技術を実用化へ」

　仁丹 <4524> [東証２]が大幅続伸。日刊工業新聞が22日付で「製造業に欠かせないレアメタルを工業廃液から回収しようという取り組みが始まっている」と報じ、「実現可能にしようとしているのが、森下仁丹が開発したレアメタル回収バイオカプセル」と紹介したことが買い材料視された。

　報道によると、同社はカプセル内でパラジウムや金、白金などを吸収する微生物を活動させてレアメタルを回収する技術を開発。14年初めにも顧客工場で実用化を目指すという。

　排水処理とレアメタル回収を比較的に低コストで両立できるとしており、実用化による業績貢献に期待する買いが向かった。
(「株探」編集部)