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強い米雇用統計もダウ平均は小反落に留まる ナスダックは大幅高 メタ、アマゾンに買い=米国株序盤

NY株式2日(NY時間11:22)(日本時間01:22)
ダウ平均   38462.97(-56.87 -0.15%)
ナスダック   15537.25(+175.61 +1.16%)
CME日経平均先物 36270(大証終比:+150 +0.41%)

 きょうのNY株式市場、この日の米雇用統計が想定外に強い内容となったことで、ダウ平均は下げて始まった。非農業部門雇用者数(NFP)は35.3万人増と予想を大きく上回る伸びとなったほか、前回値も大幅に上方修正している。また、失業率も3.7%の低水準であるほか、平均時給も予想以上の伸びとなった。

 これを受けて短期金融市場では早期利下げ期待を後退させており、3月は80%以上の確率で据え置きを織り込んでいる。また、今週のパウエルFRB議長の会見を受けて、利上げ開始の予想コンセンサスの中心となった5月も利下げの確率を73%に低下。前日までは90%以上の確率を織り込んでいた。

 強い米雇用統計は米株式市場にとってはポジティブな話ではあるものの、早期利下げ期待が株高の支えの中心となっているだけに、米株式市場はひとまずネガティブな反応を見せているようだ。一部からは、「好調な米雇用統計は、生産性が堅調に推移し、インフレが抑制されることを示しており、これが株式の成長をサポートする。長期的には経済成長の加速が消費と企業業績を下支えすることで、米株式市場は強い局面を迎える可能性がある」との指摘も出ていた。

 米雇用統計を受けた動きが一巡すると、IT・ハイテク株中心に買い意欲が根強く、ナスダックが大幅高となっているほか、ダウ平均も前日付近まで下げ渋っている。

 ナスダックについては前日引け後に発表のIT・ハイテク大手の決算を好感。アップル<AAPL>はアイフォーンの販売が好調だったものの、中国市場が冴えなかったことからネガティブな反応を見せているものの、アマゾン<AMZN>とメタ<META>は買いが膨らんでいる。特にメタは初の四半期配当を発表し、20%超の大幅高となっている。

 インテル<INTC>が下落。200億ドル規模のオハイオ州に建設が予定されている半導体製造拠点のプロジェクトのスケジュールに遅れが生じ、2026年後半になるまで製造施設の建設が完了しない見通しだと伝わった。

 家庭用洗剤など日用品メーカーのクロロックス<CLX>が決算を受け上昇。同社が昨年のサイバー攻撃による悪影響から予想以上に早く立ち直っていることを示した、

*米雇用統計(1月)22:30
非農業部門雇用者数
結果 35.3万人
予想 18.0万人 前回 33.3万人(21.6万人から修正)(前月比)

失業率
結果 3.7%
予想 3.8% 前回 3.7%

平均時給
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
結果 4.5%
予想 4.2% 前回 4.3%(4.1%から修正)(前年比)

インテル<INTC> 42.22(-1.15 -2.64%)
クロロックス<CLX> 154.05(+6.01 +4.06%)

アップル<AAPL> 186.35(-0.51 -0.28%)
マイクロソフト<MSFT> 407.56(+3.78 +0.93%)
アマゾン<AMZN> 170.94(+11.66 +7.32%)
アルファベットC<GOOG> 141.54(-1.17 -0.82%)
テスラ<TSLA> 182.80(-6.06 -3.21%)
メタ・プラットフォームズ<META> 475.77(+80.99 +20.52%)
AMD<AMD> 175.51(+5.03 +2.95%)
エヌビディア<NVDA> 652.09(+21.82 +3.46%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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