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ダウ平均は横ばい 明日以降のイベント待ちの雰囲気=米国株後半

NY株式29日(NY時間15:27)
ダウ平均   33795.58(-53.88 -0.16%)
ナスダック   10970.42(-79.08 -0.72%)
CME日経平均先物 28000(大証終比:-60 -0.21%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は横ばい。きょうのNY株式市場でダウ平均は前日付近での振幅に終始している。前日は中国政府のゼロコロナ政策に対する抗議活動が北京や上海などの大都市にも拡大し、中国経済への警戒感が高まっていたが、中国当局が高齢者へのワクチン接種が拡大していることを明らかにしたほか、行動制限を緩めるのではとの期待も高めている。NY市場に上昇している中国株も上昇しており、きょうは前日のリスク回避の雰囲気が一服といったところ。

 ただ、買戻しまでは見られていない。明日のパウエルFRB議長の講演と金曜日の米雇用統計の結果を見極めたい雰囲気も出ている。米国株はインフレがピークの兆しを見せ、FRBが利上げペースを緩めるとの見方から、過去2カ月間買い戻しが膨らんだ。

 しかし、FOMC委員は物価の持続的な下落が確認されるまでは利上げを続けることを強調しており、ストラテジストからは、景気後退懸念の中、今後数週間でこれまでの上昇が霧散される可能性があるとの警告も出ている状況。

 一方、リセッション(景気後退)は警戒されるものの、マイルドなものに留まるとの期待から、株高はもうしばらく続くとの見方も少なくない。いずれにしろ、明日以降のイベントに対する反応を待ちたい雰囲気となっている。

 エネルギーや銀行、産業株が買い戻されている一方、IT・ハイテク株は軟調な展開が続いている。

 遺伝子検査キットの23アンドミー<ME>が上昇。アナリストが「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を7ドルに設定した。

 バイオ医薬品のアラウノス・セラピューティクス<TCRT>が大幅安。増資計画を明らかにしたことが嫌気されている。

 宅配のUPS<USP>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の197ドルから220ドルへ引き上げた。

 アファーム<AFRM>が上昇。同社はデジタル及びモバイルコマース向けに「buy・now・pay・later(後払い決済)」のシステムなど次世代プラットフォームを手掛ける。アナリストが「中立」でカバレッジを開始した。目標株価は14ドルに設定。

 医療機器のアポロ・エンドーサージェリー<APEN>が急伸。ボストン・サイエンティフィック<BSX>と1株10ドルで買収合意した。前日終値よりも66%高い水準。

 eコマースのソフトウエアを手掛けるビッグコマース<BICG>が上昇。同社はブラックフライデーの総取引額が31%増加したと発表した。

23アンドミー<ME> 2.82(+0.06 +2.17%)
UPS<UPS> 184.22(+4.31 +2.39%)
アラウノス<TCRT> 0.67(-0.20 -22.92%)
アファーム<AFRM> 12.84(+0.26 +2.03%)
アポロ・エンドー<APEN> 10.25(+4.25 +70.83%)
ビッグコマース<BIGC> 8.24(+0.35 +4.44%)

アリババ<BABA> 79.90(+4.02 +5.30%)
テンセント<TCEHY> 36.28(+0.97 +2.75%)
百度(バイドゥ)<BIDU> 99.96(+5.32 +5.62%)
JDドットコム<JD> 53.51(+3.60 +7.20%)

アップル<AAPL> 140.58(-3.64 -2.52%)
マイクロソフト<MSFT> 239.85(-1.91 -0.79%)
アマゾン<AMZN> 92.30(-1.66 -1.76%)
アルファベットC<GOOG> 95.49(-0.76 -0.79%)
テスラ<TSLA> 180.03(-2.89 -1.58%)
メタ・プラットフォームズ<META> 109.81(+1.03 +0.95%)
AMD<AMD> 73.33(+0.14 +0.18%)
エヌビディア<NVDA> 156.03(-2.24 -1.42%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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