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アジア株 香港上海の下げ目立つ、中国経済停滞懸念 共産党大会控え「ゼロコロナ政策」強化の恐れ

アジア株 香港上海の下げ目立つ、中国経済停滞懸念 共産党大会控え「ゼロコロナ政策」強化の恐れ

東京時間11:03現在
香港ハンセン指数   19670.51(-278.52 -1.40%)
中国上海総合指数  3207.30(-19.92 -0.62%)
台湾加権指数     14973.63(+20.00 +0.13%)
韓国総合株価指数  2442.01(-8.92 -0.36%)
豪ASX200指数    6978.00(-20.33 -0.29%)

アジア株は台湾を除いて下落、欧米の積極的な金融引き締めに伴う世界的な景気減速が懸念されている。きのう発表された米労働指標や信頼感指数など強い内容となったことで9月FOMCで75bpの大幅利上げの可能性が一段と高まっている。ECBも当局者が相次いで大幅利上げの必要性を主張しており、きょうのユーロ圏CPI次第でFRB同様、9月会合で75bpの大幅利上げ実施の可能性が出てくる。
ただ、時間外で米株が上昇していることや、値ごろ感による買いも見られ、豪州や韓国は下げ幅を縮小している。台湾株はプラスに転じている。

香港株は1.40%安と大幅続落、上海株も0.6%下落している。中国のコロナ規制に伴う景気停滞が懸念されている。中国全体の新規感染者数は減少傾向にあるものの、コロナを徹底的に封じ込めるため、政府は各地で制限措置を導入している。5年に1度の中国共産党大会が10月16日に開催することが決定した。共産党大会を控え、一段と「ゼロコロナ政策」が厳しくなる恐れがある。

香港市場では自動車やエネルギー、不動産、医療品、銀行など幅広い業種が下落している。
アリババは3.5%安。米規制当局がアリババ含む米上場の複数中国企業を来月から始まる監査検査の対象に選出したとロイターが報じている。
自動車メーカーのBYDは12%超急落。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイがBYD株式約4600万ドル相当を売却したと発表した。

上海市場では資本財や消費者サービス関連を中心に幅広い銘柄が下落。
きょう発表された中国8月の製造業PMIは49.4と2カ月連続で50を割り込んだ。コロナ制限措置に加え電力不足が影響したもよう。電力不足は徐々に緩和されているものの、今度は洪水に見舞われている。洪水と長引くコロナ規制により、製造業活動の回復にはまだ時間がかかるもよう。

出所:MINKABU PRESS

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