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9553 マイクロアド

東証G
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マイクロアド---上期は減益なるも計画より上振れ好調、下期はCookie廃止に向けテスト需要やインバウンド需要を取り込む


マイクロアド<9553>は15日、2024年9月期上期(23年10月-24年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.4%減の70.86億円、営業利益が同41.9%減の4.11億円、経常利益が同39.6%減の4.18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.3%減の3.29億円となり、前年同期比では減収減益となったものの、通期予想に対して計画より上振れて好調に推移した。

データプロダクトサービスの上期の売上高は34.67億円となり、前年同期比では微増となった。デジタルサイネージサービスの減収・減益を企業のマーケティング活動を支援するデータプラットフォーム「UNIVERSE」の拡大によって補った。主力の「UNIVERSE」は、上期の売上高が前年同期比11.2%増の29.74億円、売上総利益が同0.3%増の10.87億円となった。地方自治体向け「まちあげ」などの中小顧客を中心にアカウント数は、前年同期比11%増と拡大した。また、大手顧客の予算拡大により、顧客単価も前四半期を底に売上が回復した。デジタルサイネージサービスは、前期におけるタクシーサイネージの契約更改の影響を受け、売上高は前年同期比-26.8%減の4.93億円、売上総利益が同-56.6%減の1.1億円となった。同社は2024年9月期より、新たに美容サロン向けのデジタルサイネージサービスとして、「OCTAVE」のサービス立ち上げに注力し、2024年度下半期に向けて収益化を狙っている。

コンサルティングサービスの上期の売上高は36.18億円となった。メディア向けコンサルティングサービスについて、前年同四半期比では売上高は12%増と拡大したが、提供する広告サービスの構成変化によって売上総利益は-2%減少した。海外コンサルティングサービスについて、前年同四半期比では、一時的な特定の低粗利案件により、売上高は-27%と減少したが、売上総利益は+4.5%増となった。

2024年9月期通期については、売上高が前期比15.3%増の148.37億円、営業利益が同10.9%減 の7.42億円、経常利益が同0.1%増の7.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の5.66億円とする期初計画を据え置いている。また、同社は下期の売上拡大に向け、Cookie廃止に向けたテスト需要の取り込みや海外インバウンド需要の取り込みを狙っていくとしている。

《HH》

 提供:フィスコ

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