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4258 網屋

東証G
2,118円
前日比
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単位
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PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 90.7億円
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網屋 Research Memo(6):2023年12月期上期は期初計画を超過達成


■業績動向

1. 2023年12月期上期の業績概要
網屋<4258>の2023年12月期上期の業績(非連結)は、売上高1,699百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益210百万円(同139.4%増)、経常利益268百万円(同128.7%増)、四半期純利益191百万円(同127.0%増)となり、期初会社計画(売上高1,601百万円、営業利益122百万円、経常利益173百万円、四半期純利益124百万円)を上回った。ネットワークセキュリティ事業において販売価格の改定効果が想定以上に発現したことが主な要因である。

事業別では、データセキュリティ事業が売上高603百万円(前年同期比10.1%増)、セグメント利益280百万円(同2.4%減)となった。上場企業や官公庁・自治体向けにサイバ―攻撃を検知するためのログ管理製品の販売が堅調に推移したが、エンジニアの増員に伴い利益率は一時的に低下した。ネットワークセキュリティ事業は売上高1,095百万円(同27.0%増)、セグメント利益289百万円(同103.9%増)となった。エンジニアを現地に派遣せずにクラウドセンターから一括管理できる「SaaS型ネットワーククラウドサービス」の販売が好調に推移、セグメント利益も販売価格の改定効果が顕在化し、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。

2. 財務状況
(1) 貸借対照表
2023年12月期第2四半期末における資産合計は3,075百万円となり、前期末比280百万円増加した。現金及び預金が132百万円、有形固定資産が96百万円増加したことなどによる。負債合計は1,433百万円となり、同59百万円増加した。借入金の返済により1年内返済予定の長期借入金が40百万円減少した一方で、契約負債が111百万円増加したことなどによる。純資産合計は1,641百万円となり、同220百万円増加した。これは主に、利益剰余金が191百万円増加したことなどによる。

(2) キャッシュ・フロー計算書
2023年12月上期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが239百万円の収入となった。これは主に、契約負債の増加額111百万円、減価償却費49百万円による資金の増加があった一方で、棚卸資産の増加額86百万円などによる資金の減少があったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは75百万円の支出となった。これは主に、有形固定資産の取得による支出116百万円、無形固定資産の取得による支出22百万円などによる資金の減少があったことによる。財務活動によるキャッシュ・フローは31百万円の支出となった。これは主に、長期借入金の返済による支出40百万円による資金の減少などがあったことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)

《AS》

 提供:フィスコ

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