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ダウ平均は反発 期末接近で値ごろ感の買いか=米国株前半

NY株式28日(NY時間13:29)
ダウ平均   33641.68(+91.41 +0.27%)
ナスダック   13214.00(+121.15 +0.93%)
CME日経平均先物 32020(大証終比:+170 +0.53%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。取引開始直後は売買が交錯し、ダウ平均も前日終値を挟んで上下動したものの、次第に上げが優勢となっている。きょうは原油相場も下落しており、米国債利回りも上げを一服させている中で、IT・ハイテク株中心に株式市場も買い戻しが出ているようだ。

 状況に変化はなく、特段の好材料も見当たらないが、月末および四半期末が接近する中で、10月相場に向けたポジション調整が大方終了しているものと思われ、値ごろ感の買いが出ているのかもしれない。米経済への懸念が高まる中でも、FRB高官からのタカ派的なシグナルもあり、前日のダウ平均は6月上旬以来の安値付近で終えていた。

 ただ、市場ではネガティブな見方も根強い。「原油と米国債利回りがここまで動き、株式市場が反応し始めたのがここ6週間ほどというのは、少々不可解だ。株式市場が下降トレンドに入っている可能性が高いのかもしれない。無秩序である必要はないが、ここからは横ばいか下降に傾くだろう」といった声も聞かれる。

 なお、取引開始前に第2四半期の米GDP確報値が発表され、時間外で粗い値動きが見られていた。個人消費が大幅に下方改定された点に反応していたようだが、直ぐに戻している。エコノミストからは、第3四半期はさらに好調な数字が期待できるとの見方も出ており、4%以上増加する可能性も指摘されているようだ。

 マイクロン・テクノロジー<MU>が前日の引け後の決算を受けて下落。9-11月期(第1四半期)のガイダンスで1株損益の赤字見通しが予想以上の拡大を見込んだほか、粗利益率もプラス予想に対してマイナスを見込んだ。業界の不振が依然として重くのしかかっていることを示し、投資家の楽観論が時期尚早の可能性も示唆する内容となっていた。

 本日は引け後にナイキ<NKE>が決算発表。同社株は10日続落しており、冴えない値動きが続いている。アナリストは「ガイダンスはかなり厳しいものになると思われる。消費の軟調懸念の波がまた押し寄せてくるだろう」と述べている。ただ、最悪の事態はほぼ織り込み済みとも指摘しており、どのような反応を見せるか注目される。

*米実質GDP(確報値)(第2四半期)21:30
結果 2.1%
予想 2.4% 前回 2.1%
個人消費
結果 0.8%
予想 1.8% 前回 1.7%
GDPデフレータ
結果 1.7%
予想 2.0% 前回 2.0%
PCEコアデフレータ
結果 3.7%
予想 3.7% 前回 3.7%

マイクロン<MU> 65.55(-2.66 -3.90%)
ナイキ<NKE> 89.38(-0.04 -0.04%)

アップル<AAPL> 170.92(+0.49 +0.29%)
マイクロソフト<MSFT> 313.96(+1.17 +0.37%)
アマゾン<AMZN> 126.15(+0.17 +0.13%)
アルファベットC<GOOG> 133.57(+2.11 +1.61%)
テスラ<TSLA> 246.08(+5.58 +2.32%)
メタ・プラットフォームズ<META> 304.17(+6.43 +2.16%)
AMD<AMD> 102.95(+4.88 +4.98%)
エヌビディア<NVDA> 431.65(+6.97 +1.64%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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