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ダウ平均は続伸 米経済指標が予想を大きく下回り、IT・ハイテク株中心に買い強める=米国株前半

NY株式29日(NY時間13:24)
ダウ平均   34794.53(+234.55 +0.68%)
ナスダック   13926.76(+221.63 +1.63%)
CME日経平均先物 32390(大証終比:+220 +0.68%)

 きょうも米株式市場でダウ平均は続伸。この日発表の米経済指標が予想を大きく下回ったことで、米国債利回りの急低下と伴にIT・ハイテク株中心に買いを強めている。

 7月の米求人件数と8月調査の米消費者信頼感指数が発表され、特に米求人件数は882.7万人と予想(950万人)を大きく下回り、約2年ぶりの低水準となった。労働需要が冷え込みを示す新たな証拠となっている。一方、離職率は2.3%と2021年以降で最低水準となり、これは米労働者が再就職できる自信がなくなっていることを意味する。

 先週のジャクソンホールでパウエルFRB議長は、利上げの可能性を残しながらも慎重なアプローチを取る姿勢を滲ませていたが、きょうの指標はFRBの利上げキャンペーン停止が近いとの市場の見方を裏付ける内容となった。

 ただ、月末を控える中で様子見の雰囲気も強い。市場参加者が夏休みから戻り、月末に向けてポートフォリオを見直し配分を調整している。8月は市場にとって厳しい月となったが、今週に入って投資家心理は再び緩やかに持ち直している。市場は週内に発表される経済指標を見極め、FRBの動向を探ろうとしている。その一方、米経済がソフトランディグに向かうとの見方が高まることを期待している面もあるようだ。

 最近の株式市場の動きは、米国債利回りの変動と密接に関連している。投資家は米経済がストイックであること、そして、FRBがインフレ目標を2%に押し下げようと決意していることから、借入コストの軌道を計算しようと努めている。

 しかし、「利回りが再び月間最高値を更新するような動きを見せれば、米株式市場は再度動揺するだろう。この動きは、FRBの政策見通しを左右しかねない重要な経済指標が今週中に発表されるのを市場は待ちわびている時に起こっている」との指摘も聞かれる。

 特に木曜日に発表される7月のPCEデフレータ、そして金曜日の8月の米雇用統計は注目となる。

 決算では引け後にHP<HPQ>とHPエンタープライズ<HPE>が発表予定。

 家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け上昇。利益率は改善し、1株利益は予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益が上方修正された。今回の小幅改善は、電子機器やその他の裁量消費の減少による急激な落ち込みからの救済を示す。

 オラクル<ORCL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の120ドルから140ドルに引き上げた。

ベスト・バイ<BBY> 78.13(+4.06 +5.48%)
オラクル<ORCL> 120.61(+3.77 +3.22%)

アップル<AAPL> 183.75(+3.56 +1.98%)
マイクロソフト<MSFT> 327.80(+4.10 +1.27%)
アマゾン<AMZN> 134.17(+1.03 +0.77%)
アルファベットC<GOOG> 135.30(+3.51 +2.66%)
テスラ<TSLA> 253.37(+14.55 +6.09%)
メタ・プラットフォームズ<META> 296.95(+6.69 +2.30%)
AMD<AMD> 106.19(+3.58 +3.49%)
エヌビディア<NVDA> 489.19(+20.84 +4.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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