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1357 日経Dインバ

東証E
146円
前日比
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23:58 06/07
業績
単位
1株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.68
時価総額 1,252億円

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今週のマーケット展望「日経平均予想は31500~32800円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)


皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

先週半ば、日経平均は大幅に下落しハラハラした方も多いと思いますが、その後は戻しましたね!今週は重要な経済指標の発表を控えていることもあり、徐々にこう着感が強まるのではとの指摘も市場からは聞かれています。チェックしておきましょう。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月12日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、先週の相場について『「押し目待ちに押し目なし」を地でいくような強気相場にようやく押し目らしい押し目が入った』として、『6月のメジャーSQを控えた先週の水曜・木曜の2日間で日経平均は860円余りも下落した』と振り返っています。

そして、これについて『「初押しは買い」‐相場格言にはそうある。果たして今回はどうだろう』と投げかけ、『SQ当日の金曜には600円超の大幅反発となり3万2000円台を回復、あっさりと下げた分の7割方を埋め戻した。ここまでのところ、「初押しは買い」で正解だったようである』と分析しています。

さらに、その背景について『考えてみれば、日本株の再評価が根底にあって買われてきたこの相場が、そう簡単に方向転換する道理もない』といい、今回の下げは『メジャーSQという大きな需給イベントが絶好の調整タイミングであると多くの市場関係者の思惑が一致した結果であろう』と見解を述べています。

つまり『ファンダメンタルズに変化はなく、単なるポジション調整による一時的な下押しと見ていいだろう。つまり、需給である』ということです。

さらに、その需給要因については『日経平均ダブル・インバース<1357>の口数が依然として10億口以上あり、一向に減らない』という現状から、『つまり潜在的な買い戻し圧力が強力に存在するということであり、ここからもう一段、踏み上げ相場となる可能性がまだ残されているということである』とも広木さんはみているようです。

そんななか、今週は『米国、欧州、日本の各国中央銀行による金融政策決定会合が開催される「中銀ウィーク」だ』として、『6月13-14日が米国FOMCで、15日がECB定例理事会。15-16日の日銀金融政策決定会合と続く』とスケジュールを伝えています。

その影響については、『当然、見送り機運が強くなり指数レベルでは一進一退の小動きだろう』としつつ、『しかし、利益確定売りと、売り方の買い戻しが交錯し、玉の入れ替えは激しく行われるだろう』と予想しています。

今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)については、『利上げは見送られるというのが市場のコンセンサスだが、ドットチャートに注目が集まる。年内、あと何回の利上げをFOMCメンバーが見込んでいるのかによっては波乱もあり得るので要注意だ』と警戒を呼びかけています。

加えて、FOMCの前には『米国のCPIも発表になる(13日)』として、『最近はインフレの低下速度が鈍化しており、こちらも警戒しておきたい』と注視を促しています。

なお、今回の日銀金融政策決定会合については『現状維持で無風通過と見られている』とのことです。

さらに今週は、『重要指標の発表が目白押しだ』として、『12日に日本の工作機械受注、13日に4-6月期法人企業景気予測調査、15日に機械受注、中国では鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資などが発表される』と国内外の発表スケジュールを伝えています。

米国では、『小売売上高・鉱工業生産、ニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数、16日にミシガン大学消費者信頼感指数が発表される』としています。

最後に、日経平均の今週の予想レンジは『3万1500円~3万2800円とする』としました。


参考にしてみてくださいね。


山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ

《CS》

 提供:フィスコ

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