トヨタ、ホンダなど自動車株が堅調、米金利上昇を背景とした円安が追い風に
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が総じて買い優勢の展開となっている。豪中銀に続くカナダ中銀の政策金利引き上げで世界的なインフレ警戒感がくすぶるなか、米長期金利が直近上昇傾向にある。前日は米10年債利回りが3.79%台まで水準を切り上げており、日米金利差拡大を背景に外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発し、再び1ドル=140円台まで円安方向に振れている。トヨタを筆頭に自動車セクターは輸出セクターの中でも特に為替感応度が高く、輸出採算改善の思惑が株価にプラスに作用している。株式市場全般も半導体や人工知能(AI)関連などグロース株への買いが足もと一服しており、低PBRの自動車株が買われやすくなっている面もある。
出所:MINKABU PRESS
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