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ダウ平均は3日ぶりに反落 ファースト・リパブリックが大幅安=米国株前半

NY株式25日(NY時間12:36)
ダウ平均   33713.41(-161.99 -0.48%)
ナスダック   11879.97(-157.23 -1.31%)
CME日経平均先物 28580(大証終比:-40 -0.14%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は3日ぶりに反落。前日引け後に米地銀のファースト・リパブリック<FRC>が決算を発表し、大幅安となっていることが全体を圧迫している。預金が想定以上に減少していたことが明らかとなり、同銀は全業員の20-25%の人員削減を計画していることも明らかにした。また、4月に入って21日までの預金が1.7%減少している。

 そのほかの取引開始前までに発表になった決算はまちまちな内容で、FRBの利上げサイクルが終わりに近づいているとの見方がある中、高金利とインフレ、成長鈍化が企業収益にどう影響を与えているのか、なお不透明な状況ではある。

 本日の引け後から大手IT・ハイテクの決算が報告され、それに対する警戒感も出ている。マイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>を含む決算が本日は予定され、何らかのヒントを与えてくれるか注目される。

 ただ市場からは、「IT・ハイテク業界にとって重要なのは金利見通しで、市場は依然として年後半のFRBの利下げを予想している。しかし、われわれはこの見方に同意していない。このセクターは金利に非常に敏感であるため、年後半の利下げ予想が後退する可能性を消化する必要があるかもしれない」といった指摘が出ている。

 また、「大手IT・ハイテクは今年初頭の上昇後、苦戦する可能性があり、今年の残りは市場のリーダー役にはならない」との見方も聞かれた。

 貨物輸送のUPS<UPS>が決算を受け下落。通期の売上高見通しの下方修正を嫌気。通期の売上高は従来の970億-994億ドルから、そのレンジの下限に修正した。アナリストからは、「ガイダンスの下方修正を含めて概ね予想通りの内容。しかし、ガイダンスの修正と今後の労組のチームスターとの交渉も相まって、株価の重荷になりそうだ」との指摘も出ていた。

 GM<GM>が下落。取引開始前に決算を発表していたが、北米が好調で予想を上回る好決算を発表していた。しかし、株価はネガティブな反応。今後の価格圧力と全米自動車労組(UAW)との契約満了による逆風が予想され、ガイダンスは過度に楽観的だととのコメントも出ていた。そのほか、電気自動車(EV)事業の利益について悲観的な見方も出ていた。

ファースト・リパブリック<FRC> 11.34(-4.67 -29.16%)
UPS<UPS> 177.22(-18.63 -9.51%)
GM<GM> 33.27(-1.02 -2.97%)

アップル<AAPL> 164.45(-0.89 -0.54%)
マイクロソフト<MSFT> 277.46(-4.32 -1.53%)
アマゾン<AMZN> 103.87(-2.34 -2.20%)
アルファベットC<GOOG> 106.19(-0.59 -0.55%)
テスラ<TSLA> 162.70(+0.15 +0.09%)
メタ・プラットフォームズ<META> 208.97(-3.82 -1.79%)
AMD<AMD> 84.79(-2.78 -3.17%)
エヌビディア<NVDA> 263.54(-6.88 -2.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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