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ダウ平均は大幅反落 小売り大手の決算に冴えない反応も=米国株概況

NY株式21日(NY時間16:23)
ダウ平均   33129.59(-697.10 -2.06%)
S&P500    3997.34(-81.75 -2.00%)
ナスダック   11492.30(-294.97 -2.50%)
CME日経平均先物 27285(大証終比:-165 -0.61%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。一時700ドル超下落する場面も見られた。FRBの利上げと高金利の長期化への警戒感が引き続き米株式市場の心理を圧迫している。取引開始前に発表されたホームデポ<HD>やウォルマート<WMT>といった小売り大手の決算に市場が冴えない反応を示したことも圧迫要因となっている模様。

 ただ、ウォルマートは売り一巡後は買い戻しが膨らみ上げに転じている。アナリストからは、ガイダンスが保守的との声も出ていた。

 先週に発表されたインフレ指標や小売売上高を受けて、市場は予想以上のFRBの利上げや高金利長期化への懸念を強めている。市場からは「先週の株式市場はインフレ懸念でまちまちだった。今週のデータも市場にとって厄介な問題を明確にする可能性がある」との見方も出ている。

 また、「最近の米経済指標は米国が景気後退を回避できる可能性を示唆しているが、タカ派的なFRBと高い企業決算の予測は、株式のリスク・リワードを非常に悪いものにしている。株価が急騰し、株式のリスクプレミアムが2007年以来最も割高な水準にある株式市場にとって、明らかに良い兆候ではない」との指摘も聞かれた。

 市場からは、3月8日までにS&P500が3800ポイントまで下落といった予想や。年前半には3000ポイントまで下落するとの予想も出ている状況。

 NYに上場している中国のIT企業の株価が下落。JDドットコム<JD>が?多多(ピンドゥオドゥオ)などのライバル企業との競争のため100億元規模の補助金べースのキャンペーンを計画していると伝わったことで、価格競争が復活への懸念を強めた。

 リチウムなど鉱物資源開発を手掛けるカナダのシグマ・リチウム<SGML>が大幅高。テスラ<TSLA>が同社の買収を検討していると伝わった。

 発電機のジェネラック<GNRC>が3日続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を145ドルに設定した。

 スナック、シリアルなどの加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が5日続伸。通期のガイダンスを上方修正した。

 ビア・バイオテクノロジー<VIR>が続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の41ドルから53ドルに引き上げた。

 自動車販売のオートネーション<AN>が8日ぶりに反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げたことで買いが一服。

ウォルマート<WMT> 147.33(+0.89 +0.61%)
ホーム・デポ<HD> 295.50(-22.45 -7.06%)
シグマ・リチウム<SGML> 34.23(+4.75 +16.11%)
ジェネラック<GNRC> 115.77(-11.00 -8.68%)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 80.16(+3.39 +4.42%)
ビア・バイオ<VIR> 26.99(+1.25 +4.86%)
オートネーション<AN> 143.38(-13.92 -8.85%)

JDドットコム<JD> 47.17(-5.85 -11.03%)
アリババ<BABA> 95.10(-4.91 -4.91%)
テンセント<TCEHY> 45.58(-1.62 -3.43%)
百度(バイドゥ)<BIDU> 140.82(-0.89 -0.63%)
ビリビリ<BILI> 21.50(-0.55 -2.49%)

アップル<AAPL> 148.49(-4.06 -2.66%)
マイクロソフト<MSFT> 252.67(-5.39 -2.09%)
アマゾン<AMZN> 94.58(-2.62 -2.70%)
アルファベットC<GOOG> 92.05(-2.54 -2.69%)
テスラ<TSLA> 197.37(-10.94 -5.25%)
メタ・プラットフォームズ<META> 172.08(-0.80 -0.46%)
AMD<AMD> 76.77(-1.73 -2.20%)
エヌビディア<NVDA> 206.55(-7.33 -3.43%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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