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予想以上に深刻な米景気後退で米株は最大25%下落の可能性=米国株

NY株式24日(NY時間11:08)
ダウ平均   33637.96(+8.40 +0.03%)
ナスダック   11358.47(-5.94 -0.05%)
CME日経平均先物 27230(大証終比:-40 -0.15%)

 市場では、予想以上に深刻な米景気後退により、米株は最大25%下落する可能性があるとの指摘が出ている。現在の市場は景気後退の可能性を低く見積もっており、インフレが鈍化し続け、米経済はマイルドな景気後退に留まるか、あるいは完全に回避するというシナリオが主流となっている。

 しかし、市場はあくまで市場であって実体経済ではない。双方の間にはフィードバック・ループの関係はあるが、市場がマイルドな景気後退を求めているからといって、必ずしもそうなるとは限らない。今年の景気後退は予想以上に深刻なものになる可能性が高く、その場合、株価はまだかなりの下降局面が予想される。もっとも、その場合はFRBの利下げサイクルの開始によって制限される可能性もあるとも述べている。

 景気後退の予測は簡単ではない。多くの指標は景気後退のリスクを測るのに有効だが、一貫性がなく、誤ったシグナルを出すケースもある。しかし、多くの指標を組み合わせることにより、それが同時に景気後退を予測した場合は、より強いシグナルとなる。前日発表の米景気先行指数など、複数の指標が景気後退を示唆しており、米経済が今年中に景気後退に陥る確信を強めているとしている。

 米国債のイールドカーブの逆イールドが景気後退の深刻さを表すのに使われているが、逆イールド自体は景気後退の深さとは特に強い関係性はない。大きな関係性があるのは、3カ月物から10年物にかけてのイールドカーブのピークとボトムの幅だとしている。現在のその幅は実質GDPの最大5%のマイナス成長を示唆しているが、過去50年間の景気後退の中では平均的な水準だという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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