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28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは365ドル安、景気後退懸念が重し


■NY株式:NYダウは365ドル安、景気後退懸念が重し

米国株式市場は下落。ダウ平均は365.85ドル安の32875.71ドル、ナスダックは139.94ポイント安の10213.29で取引を終了した。中国や香港のコロナ規制緩和が買い材料となり寄り付き後、上昇。しかし、来年の景気後退入りを織り込む売りが上値を抑制した。さらに、長期金利が上昇し、10年債利回りは11月以来の高水準となるとハイテク株の売りに押され、ダウも下落に転じた。終盤にかけ本年の税金絡みの売りが加速、さらに、政府が中国からの渡航者に対し、コロナ陰性証明を義務付けると発表すると経済の悪化を警戒した売りにも拍車がかかり、下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇、テクノロジー・ハード機器、エネルギーが下落した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は値ごろ感から個人投資家などの買いが強まり、上昇。バイオのカラファーマ(KALA)は食品医薬品局(FDA)が同社開発中の慢性的な角膜上皮欠損症治療に用いられる可能性のある治療薬の申請を承認したとの報道で買われた。映画館運営のAMCエンターテインメント(AMC)は最高経営責任者(CEO)が同社取締役会に対し、自身の2023年のサラリー凍結や他の幹部も賃上げを見送るよう促したとツィートしたため、下落。航空会社のサウスウエスト(LUV)は28日、引き続き予定されていた便の6割欠航を発表し、一段安となった。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は22台で終了。引き続き落ち着いた動きとなった。

HorikoCapitalManagementLLC


■NY為替:米長期金利上昇でドル買い再開

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円40銭まで下落したのち、134円50銭まで上昇し、134円45銭で引けた。朝方は長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となったが、12月リッチモンド連銀製造業指数が予想外にプラスに改善したほか、米11月中古住宅販売成約指数の下落率が前月から改善し、金利が上昇に転じるとともにドル買いも再燃した。

ユーロ・ドルは、1.0674ドルまで上昇後、1.0608ドルまで下落し、1.0611ドルで引けた。ユーロ・円は142円15銭から142円87銭まで上昇。日欧金利差拡大観測に伴う円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2126ドルへ上昇後、1.2018ドルまで反落した。ドル・スイスは、0.9246フランへ下落後、0.9292フランまで上昇した。


■NY原油:弱含みで78.96ドル、一時77.30ドルまで下落

NY原油先物2月限は弱含み(NYMEX原油2月限終値:78.96 ↓0.57)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-0.03ドルの79.53ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.30ドル-79.92ドル。アジア市場の序盤に79.92ドルまで買われたが、その後はさえない値動きとなり、ニューヨーク市場の中盤にかけて77.30ドルまで売られた。米長期金利の上昇などが嫌気されたようだ。ただ、通常取引終了後の時間外取引で79.11ドルまで戻しており、主に78ドル台で推移。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 32.77ドル +0.24ドル(+0.74%)
モルガン・スタンレー(MS) 84.46ドル -0.60ドル(-0.71%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.87ドル -1.10ドル(-0.32%)
インテル(INTC) 25.54ドル -0.40ドル(-1.54%)
アップル(AAPL) 126.04ドル -3.99ドル(-3.07%)
アルファベット(GOOG) 86.46ドル -1.47ドル(-1.67%)
メタ(META) 115.62ドル -1.26ドル(-1.08%)
キャタピラー(CAT) 239.38ドル -3.76ドル(-1.55%)
アルコア(AA) 43.80ドル -1.06ドル(-2.36%)
ウォルマート(WMT) 141.29ドル -2.52ドル(-1.75%)
《ST》

 提供:フィスコ

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