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ダウ平均は大幅安 中国の感染拡大への懸念が広がる=米国株概況

NY株式28日(NY時間16:23)
ダウ平均   32875.71(-365.85 -1.10%)
S&P500    3783.22(-46.03 -1.20%)
ナスダック   10213.29(-139.94 -1.35%)
CME日経平均先物 26070(大証終比:-160 -0.61%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。下げ幅は300ドルを超えた。序盤は上げて始まったものの上値追いの勢いは乏しく、下げに転じた。IT・ハイテク株も下げが続いており、ナスダックも続落。

 中国のゼロコロナ政策変更のニュースが伝わったものの、散々な1年の最後の週に投資家心理を盛り上げることはできなかった。年末で動意薄の中、米株式市場は方向性を見出すのに苦慮しているものの、来年前半の株式市場は下落との予想も多く見受けられる中で、買いのモメンタムは盛り上がらないようだ。
 
 市場では中国のゼロコロナ政策の転換が逆に、世界中での感染増加につながるのではとの警戒感が広がっている。イタリア・ミラノの保健当局はきょう、中国からの航空便2便の乗客のほぼ半数がウイルス検査で陽性だったことを明らかにした。イタリア政府は中国から到着する航空便について、全乗客の検査を義務付けることを命じている。ドイツやフランスの当局も動向を注視。また、米政府も1月から、中国からの渡航者に検査での陰性証明を義務付けることを決めた。

 今年の世界の株式は価値の5分の1を失い、年ベースでは2008年の金融危機以来の最大の下落となりそうだ。来年もしばらく中央銀行の引き締めが続くことが予想される中で、リセッション(景気後退)と企業業績への警戒感は根強い。

 テスラ<TSLA>が8日ぶりに反発。ただ、上値は重く伸び悩む動きも見られた。特段の買い材料は出ていないが、きのうまでの7日続落で、本日は値ごろ感の買いが出ている模様。上海工場での減産を計画との報道をきっかけに、需要に対する懸念が再燃。米消費者に対して、最も生産量の多い2つのモデルを年内に納車するために7500ドルの割引を提供しているという別の報道もあった。将来の成長期待が評価基準となっている同社にとって、こうした懸念は大きなリスクとなる。

 薬品のジョンス・セラピューティクス<JNCE>が急伸。ギリアド・サイエンシズ<GILD>がファースト・イン・クラスの免疫療法となる可能性のある「GS-1811」の残りの全権利を取得することで合意した。

 刑務所など更生施設運営のコアシビック<CXW>とゲオ・グループ<GEO>が下落。米連邦最高裁がパンデミック時代の国境規制を引き続き適用するよう命じ、この規制を解除すれば、手に負えないほどの移民の急増を招くとする共和党の州当局者の要請を認めたことを嫌気している。

 発電機を手掛けるジェネラック<GNRC>が上昇。アナリストが「買い」でカバレッジを開始した。目標株価は160ドルで前日終値から76%高い水準。

 医薬品のミネルバ・ニューロサイエンシズ<NERV>が大幅安。同社は11月30日に開催されたタイプA会議を経て、統合失調症の症状に対する「ロルペリドン」の新薬申請(NDA)をFDAに行わないことを確認したと発表した。

ジョンス<JNCE> 0.99(+0.25 +33.79%)
ギリアド<GILD> 84.57(-0.44 -0.52%)
コアシビック<CXW> 11.66(-0.69 -5.59%)
ゲオ・グループ<GEO> 11.08(-0.26 -2.29%)
ジェネラック<GNRC> 96.24(+5.09 +5.58%)
ミネルバ・ニューロ<NERV> 1.43(-0.92 -39.15%)

アップル<AAPL> 126.04(-3.99 -3.07%)
マイクロソフト<MSFT> 234.53(-2.43 -1.03%)
アマゾン<AMZN> 81.82(-1.22 -1.47%)
アルファベットC<GOOG> 86.46(-1.47 -1.67%)
テスラ<TSLA> 112.71(+3.61 +3.31%)
メタ・プラットフォームズ<META> 115.62(-1.26 -1.08%)
AMD<AMD> 62.57(-0.70 -1.11%)
エヌビディア<NVDA> 140.36(-0.85 -0.60%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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