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来年のIT・ハイテク株の大転換の裏付けは乏しいとの指摘=米国株

 米IT・ハイテク企業の業績悪化は今年の市場の主要テーマの1つであったが、来年は復活するか注目されるところではある。しかし、直近の決算で示された業績見通しからは、来年の大転換の裏付けは乏しいとの指摘も出ている。

 また、市場では世界的なリセッション(景気後退)への警戒感が高まっているが、米経済が景気後退に陥った場合、IT・ハイテク株はほぼ間違いなく企業業績の悪化に引きずられることになるという。

 そのほか、米国債利回りの急上昇もIT・ハイテク企業の魅力を薄れさせたとしている。IT・ハイテク企業の利益はかつてのような米国債に対するプレミアムはもはやない。ナスダック100の益利回り(PERの逆数)と米10年債利回りのスプレッドは10月に09年以来最も縮小した。今週火曜日のプレミアムは約0.49%ポイントで、この10年の平均値である約1.91%ポイントを大きく下回っている。そのため、今後FRBが引き締めを緩めたとしても、IT・ハイテク株の魅力は低いという。

 また、アマゾンは年末年始の四半期としては最も鈍い成長を予想し、大胆な人員削減を進めているが、IT・ハイテク企業にはまだ淘汰されるべき泡が残っているとの指摘も聞かれる。アナリストの試算によると、IT・ハイテク企業の市場全体に対するプレミアムは29%で、昨年11月のピークの52%から大きく低下した。しかし、それでも過去平均の25%は上回っているという。

 来年のIT・ハイテク企業は決して今年の悪夢ではないかもしれない。その輝かしい成長の時代は終わったとは言えないまでも、確実に失速していると指摘している。

21日終値
アップル<AAPL> 135.45(+3.15 +2.38%)
マイクロソフト<MSFT> 244.43(+2.63 +1.09%)
アマゾン<AMZN> 86.77(+1.58 +1.85%)
アルファベットC<GOOG> 90.25(+0.62 +0.69%)
テスラ<TSLA> 137.57(-0.23 -0.17%)
メタ・プラットフォームズ<META> 119.76(+2.67 +2.28%)
AMD<AMD> 67.68(+2.63 +4.04%)
エヌビディア<NVDA> 165.01(+4.16 +2.59%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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