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ダウ平均は一時500ドル超反落 今週のイベントへのタカ派な警戒感も=米国株概況

NY株式28日(NY時間16:21)
ダウ平均   33849.46(-497.57 -1.45%)
S&P500    3963.94(-62.18 -1.54%)
ナスダック   11049.50(-176.86 -1.58%)
CME日経平均先物 28095(大証終比:-65 -0.23%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は一本調子の下げを演じ、一時500ドル超下落した。4日ぶりの大幅反落。中国で実施されているゼロコロナ政策に対して、北京や上海などの大都市で大規模な抗議活動が続いており、中国経済への懸念が株式市場を圧迫した。ただ、中国政府による警察の大量配備で抗議活動は鎮静化に向かっているとの報道も流れていた。

 米株式市場はインフレのピークとFRBの利上げペース縮小への期待で買い戻しが続き、ダウ平均は今年8月の高値まで戻していた。11月最終週となる今週は、投資家はさらに多くの決算発表や、消費者と米経済の状況についてさらなる情報を提供する多数の経済指標の発表に注目することになる。週末には米雇用統計も発表予定。また、パウエルFRB議長の講演も予定されている。そのような中で、きょうは先週までの上げを調整する動きが出ているようだ。

 市場からは、今週の米経済指標はパウエル議長のタカ派レトリックを支持し、再び株式市場は警戒感が強まる可能性があるとの見方も出ている。

 医薬品や小売りの一角には買いも入っていたものの、エネルギーや銀行、産業といった幅広い銘柄に売りが広がり、IT・ハイテク株も上値の重い展開が続いた。

 アップル<AAPL>が続落。アイフォーンを受託生産している台湾フォックスコンの中国の鄭州工場の混乱で、アップルは今年、約600万台の「アイフォーン・プロ」の生産不足に陥る可能性が高いと伝わった。

 遠隔メンタル・ヘルスケアのプラットフォームを手掛けるトークスペース<TALK>が急伸。遠隔医療のアメリカン・ウェル<AMWL>が1株約1.5ドルで買収交渉中と報じられた。先週末終値の2.5倍。

 化学品卸を手掛けるユニバー・ソリューションズ<UNVR>が上昇。先週末にドイツのブレンタークが買収に向け交渉を進めていると伝わった。

 ゲーム開発のアクティビジョン・ブリザード<ATVI>が反発。先週は米通信委員会(FTC)がマイクロソフト<MSFT>による同社買収を阻止と伝わったことから売りが優勢となっていたが、きょうはアナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。

 家具販売のウィリアムズ・ソノマ<WSM>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の150ドルから100ドルに引き下げた。

 eコマースのショッピファイ<SHOP>が上昇。先週金曜日のブラックフライデーの日の同社のプラットフォームを利用した世界の売上高が33億6000万ドルと、記録的なブラックフライデーになったと発表した。

トークスペース<TALK> 0.79(+0.19 +31.67%)
アメリカン・ウェル<AMWL> 3.41(-0.30 -8.09%)
ユニバー<UNVR> 32.39(+1.39 +4.48%)
アクティビジョン<ATVI> 74.72(+1.25 +1.70%)
ウィリアムズ・ソノマ<WSM> 116.49(-5.93 -4.84%)
ショッピファイ<SHOP> 38.03(+1.24 +3.37%)

アップル<AAPL> 144.22(-3.89 -2.63%)
マイクロソフト<MSFT> 241.76(-5.73 -2.32%)
アマゾン<AMZN> 93.95(+0.54 +0.58%)
アルファベットC<GOOG> 96.25(-1.35 -1.38%)
テスラ<TSLA> 182.92(+0.06 +0.03%)
メタ・プラットフォームズ<META> 108.78(-2.63 -2.36%)
AMD<AMD> 73.19(-1.95 -2.60%)
エヌビディア<NVDA> 158.27(-4.43 -2.72%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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