米株
ダウ平均は６００ドル超上昇 値ごろ感の買い活発化 バンカメが上昇＝米国株後半
NY株式17日（NY時間15:46）
ダウ平均 30252.08（+617.25 +2.08%）
S＆P500 3679.78（+96.71 +2.70%）
ナスダック 10687.76（+366.37 +3.55%）
CME日経平均先物 27080（大証終比：+350 +1.29%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は６００ドル超の上げが続いている。先週までの米雇用統計や米消費者物価指数（ＣＰＩ）など重要指標を通過して、値ごろ感の買い戻しが活発化している模様。下落した株を買い戻したうえで、金利上昇やインフレ進行によって企業が受ける圧力の大きさを見極めようとしているとの解説も聞かれる。
きょうはバンカメ<BAC>が取引開始前に第３四半期の決算を発表していたが、先週のＪＰモルガン<JPM>やシティ<C>同様に金利上昇による利息収入が業績を支えている。株価もポジティブな反応を示し、市場の雰囲気をサポートしているようだ。
ウォール街で最も弱気派の一人として知られるストラテジストから、企業業績の大変調や正式なリセッション（景気後退）入りがない中で、米国株は短期的な上昇への機が熟しているとの主張が聞かれた。Ｓ＆Ｐ５００は今年に入り２５％下落し、２００日線での本格的な下値支持線が試されたと指摘。これがテクニカルな株価回復につながる可能性があるとの見方を示した。ただ、あきまで弱気相場の中での反転の範囲で、長期的な弱気姿勢は維持している。
ＩＴ・ハイテク株を始め、銀行、エネルギー、産業なども上昇し、全面高の展開。
アーキア・エナジー<LFG>が５２％急伸。同社は廃棄物を回収し、低炭素燃料に変換し、再生可能天然ガス施設の開発・建設・運営を行う。英ＢＰが買収することで合意した。
メディア大手のニューズ・コーポレーション<NWSA>が上昇。先週の引け後にメディア王のマードック氏が、自身が率いるフォックス<FOXA>と同社の再統合を目指し、選択肢を検討していると報じられた。両社は特別委員会を設置したという。
ウェブデータ分析用ソフトウエア開発のスプランク<SPLK>が上昇。アクティビスト（物言う株主）のスターボードが同社株を５％近く取得したと伝わった。
ソフトウエア開発のクラウドフレア<NET>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の６２ドルから６５ドルに引き上げた。
ゲーム開発のロブロックス<RBLX>が大幅高。取引開始前に９月の業況を公表しており、１日アクティブユーザー数が２３％増加したと発表した。
シェール探査のコンチネンタル・リソーシズ<CLR>が上昇。ビリオネアのハム氏の一族が同社株の未保有の残りの株式を１株７４．２８ドルの現金で取得すると伝わった。
バイオ医薬品のミネルバ・ニューロサイエンシズ<NERV>が６７％急落。統合失調症治療薬の新薬申請（ＮＤＡ）が、ＦＤＡから申請の受理却下（ＲＴＦ）を通知されたと発表した。
カノ・ヘルス<CANO>が急落。ＣＶＳヘルス<CVS>が同社買収で協議と伝わり思惑が高まっていたが、一部報道でＣＶＳヘルスが現時点でカノ・ヘルスとの取引を追求しないと報じられた。
バンカメ<BAC> 33.74（+2.04 +6.44%）
アーキア・エナジー<LFG> 25.94（+9.06 +53.64%）
ニューズ・コーポレーション<NWSA> 16.20（+0.60 +3.81%）
フォックス<FOXA> 28.46（-3.10 -9.81%）
スプランク<SPLK> 74.18（+3.95 +5.63%）
クラウドフレア<NET> 51.66（+5.96 +13.04%）
ロブロックス<RBLX> 42.79（+7.23 +20.32%）
コンチネンタル・リソーシズ<CLR> 74.08（+5.86 +8.58%）
ミネルバ<NERV> 4.12（-9.32 -69.36%）
カノ・ヘルス<CANO> 4.76（-3.47 -42.11%）
ＣＶＳヘルス<CVS> 90.92（+1.62 +1.81%）
アップル<AAPL> 142.68（+4.30 +3.11%）
マイクロソフト<MSFT> 237.34（+8.78 +3.84%）
アマゾン<AMZN> 113.84（+6.94 +6.49%）
アルファベットC<GOOG> 101.03（+3.85 +3.96%）
テスラ<TSLA> 219.56（+14.57 +7.11%）
メタ・プラットフォームズ<META> 134.25（+7.49 +5.91%）
ＡＭＤ<AMD> 58.02（+2.08 +3.71%）
エヌビディア<NVDA> 119.18（+6.91 +6.15%）
ツイッター<TWTR> 50.82（+0.37 +0.73%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 30252.08（+617.25 +2.08%）
S＆P500 3679.78（+96.71 +2.70%）
ナスダック 10687.76（+366.37 +3.55%）
CME日経平均先物 27080（大証終比：+350 +1.29%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は６００ドル超の上げが続いている。先週までの米雇用統計や米消費者物価指数（ＣＰＩ）など重要指標を通過して、値ごろ感の買い戻しが活発化している模様。下落した株を買い戻したうえで、金利上昇やインフレ進行によって企業が受ける圧力の大きさを見極めようとしているとの解説も聞かれる。
きょうはバンカメ<BAC>が取引開始前に第３四半期の決算を発表していたが、先週のＪＰモルガン<JPM>やシティ<C>同様に金利上昇による利息収入が業績を支えている。株価もポジティブな反応を示し、市場の雰囲気をサポートしているようだ。
ウォール街で最も弱気派の一人として知られるストラテジストから、企業業績の大変調や正式なリセッション（景気後退）入りがない中で、米国株は短期的な上昇への機が熟しているとの主張が聞かれた。Ｓ＆Ｐ５００は今年に入り２５％下落し、２００日線での本格的な下値支持線が試されたと指摘。これがテクニカルな株価回復につながる可能性があるとの見方を示した。ただ、あきまで弱気相場の中での反転の範囲で、長期的な弱気姿勢は維持している。
ＩＴ・ハイテク株を始め、銀行、エネルギー、産業なども上昇し、全面高の展開。
アーキア・エナジー<LFG>が５２％急伸。同社は廃棄物を回収し、低炭素燃料に変換し、再生可能天然ガス施設の開発・建設・運営を行う。英ＢＰが買収することで合意した。
メディア大手のニューズ・コーポレーション<NWSA>が上昇。先週の引け後にメディア王のマードック氏が、自身が率いるフォックス<FOXA>と同社の再統合を目指し、選択肢を検討していると報じられた。両社は特別委員会を設置したという。
ウェブデータ分析用ソフトウエア開発のスプランク<SPLK>が上昇。アクティビスト（物言う株主）のスターボードが同社株を５％近く取得したと伝わった。
ソフトウエア開発のクラウドフレア<NET>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の６２ドルから６５ドルに引き上げた。
ゲーム開発のロブロックス<RBLX>が大幅高。取引開始前に９月の業況を公表しており、１日アクティブユーザー数が２３％増加したと発表した。
シェール探査のコンチネンタル・リソーシズ<CLR>が上昇。ビリオネアのハム氏の一族が同社株の未保有の残りの株式を１株７４．２８ドルの現金で取得すると伝わった。
バイオ医薬品のミネルバ・ニューロサイエンシズ<NERV>が６７％急落。統合失調症治療薬の新薬申請（ＮＤＡ）が、ＦＤＡから申請の受理却下（ＲＴＦ）を通知されたと発表した。
カノ・ヘルス<CANO>が急落。ＣＶＳヘルス<CVS>が同社買収で協議と伝わり思惑が高まっていたが、一部報道でＣＶＳヘルスが現時点でカノ・ヘルスとの取引を追求しないと報じられた。
バンカメ<BAC> 33.74（+2.04 +6.44%）
アーキア・エナジー<LFG> 25.94（+9.06 +53.64%）
ニューズ・コーポレーション<NWSA> 16.20（+0.60 +3.81%）
フォックス<FOXA> 28.46（-3.10 -9.81%）
スプランク<SPLK> 74.18（+3.95 +5.63%）
クラウドフレア<NET> 51.66（+5.96 +13.04%）
ロブロックス<RBLX> 42.79（+7.23 +20.32%）
コンチネンタル・リソーシズ<CLR> 74.08（+5.86 +8.58%）
ミネルバ<NERV> 4.12（-9.32 -69.36%）
カノ・ヘルス<CANO> 4.76（-3.47 -42.11%）
ＣＶＳヘルス<CVS> 90.92（+1.62 +1.81%）
アップル<AAPL> 142.68（+4.30 +3.11%）
マイクロソフト<MSFT> 237.34（+8.78 +3.84%）
アマゾン<AMZN> 113.84（+6.94 +6.49%）
アルファベットC<GOOG> 101.03（+3.85 +3.96%）
テスラ<TSLA> 219.56（+14.57 +7.11%）
メタ・プラットフォームズ<META> 134.25（+7.49 +5.91%）
ＡＭＤ<AMD> 58.02（+2.08 +3.71%）
エヌビディア<NVDA> 119.18（+6.91 +6.15%）
ツイッター<TWTR> 50.82（+0.37 +0.73%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
