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ダウ平均は売買交錯 弱気心理と押し目買いとの間で綱引き=米国株序盤

NY株式15日(NY時間10:59)
ダウ平均   31093.60(-41.49 -0.13%)
ナスダック   11564.58(-155.10 -1.32%)
CME日経平均先物 27630(大証終比:-50 -0.18%)

 きょうのNY株式市場は売買が交錯しており、ダウ平均は前日付近で上下動。取引開始前に複数の米経済指標が公表されたが、全体的にまちまちの内容。小売売上高と米新規失業保険申請件数は予想よりも良好だったものの、輸入物価の下落幅は予想よりも小さかった。製造業の景況感指数はいずれもマイナス。米個人消費はなお持ちこたえていることを示唆している一方、インフレに対する懸念は軽減されていない。

 火曜日の米消費者物価指数(CPI)によって株価指数は急落し、2020年以来最悪の1日を記録した。ただ、株価指数はそこから下押しせず、水準を維持している。市場は流動性が徐々にひっ迫する中で、長引くマクロへの脅威による弱気心理と、インフレのピークに賭け続ける押し目買いとの間で綱引きとなっている模様。きょうもその展開が見られており、来週のFOMC前に様子見姿勢を浮き彫りにしている。

 押し目買いに警鐘も出ている。米国株のバリュエーションはさらに下がる必要があり、現在のマルチプルはまだかなり無理があるという。株式市場からの大規模な資金流出は始まっているものの、投資家のポジションは十分弱気にはなっていない。弱気相場はまだ続く可能性があるという。相場が決定的に底を打つまでの道筋は平坦ではないとしている。

 IT・ハイテクやエネルギーは軟調な値動きとなっているものの、銀行や医薬品は上昇。産業株はまちまちといったところ。

 アドビ<ADBE>が大幅安。取引開始前にオンライン・デザイン・コラボレーション・ツールを開発する新興企業のフィグマ社の買収に近づいていると伝わった。アナリストからは割高との見方も多く出ており、市場もネガティブな反応を示している。

 マリオット<MAR>、ハイアット<H>、ヒルトン<HIL>などホテル株が堅調。アナリストがホテル株の投資判断を「買い」に引き上げた。宿泊の回復加速が株価にまだ反映されていないとしている。

 ネットフリックス<NFLX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の245ドルから300ドルに引き上げている。同アナリストの四半期ごとのユーザー調査を引用し、同社の広告付きプランは、今後12カ月間のインターネットセクターにおける最大のカタリストの1つだと指摘した。

アドビ<ADBE> 310.50(-61.02 -16.42%)
ネットフリックス<NFLX> 231.33(+7.21 +3.22%)

ハイアット<H> 94.46(+1.22 +1.31%)
マリオット<MAR> 164.22(+1.68 +1.03%)
ヒルトン<HLT> 136.26(+1.43 +1.06%)

アップル<AAPL> 152.15(-3.16 -2.03%)
マイクロソフト<MSFT> 245.83(-6.40 -2.54%)
アマゾン<AMZN> 126.90(-1.65 -1.28%)
アルファベットC<GOOG> 104.04(-1.83 -1.73%)
テスラ<TSLA> 301.83(-0.78 -0.26%)
メタ・プラットフォームズ<META> 149.86(-1.61 -1.06%)
AMD<AMD> 75.47(-1.98 -2.56%)
エヌビディア<NVDA> 128.24(-3.04 -2.32%)
ツイッター<TWTR> 41.85(-0.05 -0.12%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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