ソフトバンクGは強弱観対立、ナスダック高追い風も英アーム上場に不透明感
ソフトバンクグループ<9984>は上値の重い展開。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が3日続伸し、フシ目の1万2000大台を回復した。米ハイテク株に積極投資する同社株はナスダック市場の動向と株価の連動性が高く、目先追い風が意識される。同社が出資する中国電子商取引最大手のアリババ集団<BABA>の株価も頑強な値動きを続けていることで、ひと頃の含み益急減に対する懸念も薄まっている。ただ、懸案の同社傘下企業である英アームの上場については、ロンドン証券取引所でのIPO計画が中断されたことが直近報じられるなど、不透明感も漂う。信用取組は15日申し込み現在で売り残が減少する一方、買い残が再び増加に転じるなど需給バランスもやや悪化しており、5500円近辺は強弱観が対立している。
出所:MINKABU PRESS
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