米株
ダウ平均は反落 全体的に小幅な値動き＝米国株概況
NY株式27日（NY時間16:21）
ダウ平均 31438.26（-62.42 -0.20%）
S＆P500 3900.11（-11.63 -0.30%）
ナスダック 11524.55（-83.07 -0.72%）
CME日経平均先物 26780（大証終比：+10 +0.04%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落。全体的に様子見気分が強く、小幅な値動きに終始した。上値では先週の大幅な上げからの戻り売りがある一方、四半期末を前に下値では買い戻しの機運も高まっている。
市場の注目はＦＲＢの積極利上げからリセッション（景気後退）にシフトしているが、センチメント系を中心にした直近の弱い米経済指標の発表を受けてＦＲＢの利上げ姿勢が和らぐのではとの期待が出ている。それが株式市場の買い戻しを誘発。
しかし、取引開始前に発表された５月の耐久財受注は予想を大きく上回る伸びを示し、米製造業の設備投資がなお衰えていないことが示されていた。
今週は四半期末を迎えるが、米株は強含むとの見方が出ており、７％上昇する可能性も示唆しているという。年金基金や政府系ファンド（ＳＷＦ）がポートフォリオのリバランスを理由に挙げている。年金基金やＳＷＦは厳格な資産配分規定に従うため、通常は四半期ごとに市場エクスポージャーのリバランスを行う。市場の流動性が過去平均の５分の１に低下している現在、今回の四半期末および月末リバランスは株価に大きな影響を与える可能性があるという。
一部からは、現在の上昇局面はしばらく続くとみているが、その後は再び下落するとの見通しも出ていた。Ｓ＆Ｐ５００種株価指数がさらに５ー７％上昇する可能性があると予想する一方で、その後は下げが再開し、ソフトランディングのシナリオでも、Ｓ＆Ｐ５００種は３４００ー３５００まで下落して底をつけると予想している。
原油相場が反転しており、エネルギー株が上昇の一方、銀行や産業が軟調。ＩＴ・ハイテク株も戻り売りに押された。
仮想通貨取引所を運営するコインベース＜coin＞が反落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価は４５ドル。仮想通貨の継続的下落と業界の活動レベルの低下を理由に挙げた。
がん治療薬開発のエピザイム<EPZM>が急伸。フランスのイプセンと買収で合意したと発表。買収条件は１株１．４５ドルの現金での買取りと１．００ドルの偶発価値権（ＣＶＲ）を付与するとしている。
スピリット航空<SAVE>が下落。フロンティア航空<ULCC>とジェットブルー航空<JBLU>が同社に対する買収合戦を繰り広げているが、スピリット航空<SAVE>がフロンティアからの提案を受け入れる方向に傾いていると伝わった。
特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）のデジタル・ワールド・アクイジション<DWAC>が大幅安。同社はトランプ前大統領のＳＮＳ企業トランプ・メディア＆テクノロジー・グループ（ＴＭＴＧ）の買収で合意しているが、ニューヨークの連邦大陪審が同社と取締役会メンバーに対して召喚状を発行したことを明らかにした。
クアルコム<QCOM>が上昇。米最高裁はクアルコムの２つの特許を支持した特許審判委員会の決定に対するアップル<AAPL>の上告を棄却した。これによりクアルコムの勝訴が確定。
スピリット航空<SAVE> 22.57（-1.95 -7.95%）
フロンティア航空<ULCC> 9.36（-1.18 -11.20%）
ジェットブルー航空<JBLU> 8.76（+0.14 +1.62%）
コインベース<COIN> 55.96（-6.75 -10.76%）
エピザイム<EPZM> 1.48（+0.53 +55.14%）
デジタル・ワールド<DWAC> 25.16（-2.66 -9.56%）
クアルコム<QCOM> 127.18（+2.08 +1.66%）
アップル<AAPL> 141.66（0.00 0.00%）
マイクロソフト<MSFT> 264.89（-2.81 -1.05%）
アマゾン<AMZN> 113.22（-3.24 -2.78%）
アルファベットC<GOOG> 2332.45（-38.31 -1.62%）
テスラ<TSLA> 734.76（-2.36 -0.32%）
メタ・プラットフォームズ<META> 169.49（-0.67 -0.39%）
ＡＭＤ<AMD> 86.16（-0.92 -1.06%）
エヌビディア<NVDA> 168.69（-2.57 -1.50%）
ツイッター<TWTR> 39.19（-0.22 -0.56%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 31438.26（-62.42 -0.20%）
S＆P500 3900.11（-11.63 -0.30%）
ナスダック 11524.55（-83.07 -0.72%）
CME日経平均先物 26780（大証終比：+10 +0.04%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落。全体的に様子見気分が強く、小幅な値動きに終始した。上値では先週の大幅な上げからの戻り売りがある一方、四半期末を前に下値では買い戻しの機運も高まっている。
市場の注目はＦＲＢの積極利上げからリセッション（景気後退）にシフトしているが、センチメント系を中心にした直近の弱い米経済指標の発表を受けてＦＲＢの利上げ姿勢が和らぐのではとの期待が出ている。それが株式市場の買い戻しを誘発。
しかし、取引開始前に発表された５月の耐久財受注は予想を大きく上回る伸びを示し、米製造業の設備投資がなお衰えていないことが示されていた。
今週は四半期末を迎えるが、米株は強含むとの見方が出ており、７％上昇する可能性も示唆しているという。年金基金や政府系ファンド（ＳＷＦ）がポートフォリオのリバランスを理由に挙げている。年金基金やＳＷＦは厳格な資産配分規定に従うため、通常は四半期ごとに市場エクスポージャーのリバランスを行う。市場の流動性が過去平均の５分の１に低下している現在、今回の四半期末および月末リバランスは株価に大きな影響を与える可能性があるという。
一部からは、現在の上昇局面はしばらく続くとみているが、その後は再び下落するとの見通しも出ていた。Ｓ＆Ｐ５００種株価指数がさらに５ー７％上昇する可能性があると予想する一方で、その後は下げが再開し、ソフトランディングのシナリオでも、Ｓ＆Ｐ５００種は３４００ー３５００まで下落して底をつけると予想している。
原油相場が反転しており、エネルギー株が上昇の一方、銀行や産業が軟調。ＩＴ・ハイテク株も戻り売りに押された。
仮想通貨取引所を運営するコインベース＜coin＞が反落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価は４５ドル。仮想通貨の継続的下落と業界の活動レベルの低下を理由に挙げた。
がん治療薬開発のエピザイム<EPZM>が急伸。フランスのイプセンと買収で合意したと発表。買収条件は１株１．４５ドルの現金での買取りと１．００ドルの偶発価値権（ＣＶＲ）を付与するとしている。
スピリット航空<SAVE>が下落。フロンティア航空<ULCC>とジェットブルー航空<JBLU>が同社に対する買収合戦を繰り広げているが、スピリット航空<SAVE>がフロンティアからの提案を受け入れる方向に傾いていると伝わった。
特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）のデジタル・ワールド・アクイジション<DWAC>が大幅安。同社はトランプ前大統領のＳＮＳ企業トランプ・メディア＆テクノロジー・グループ（ＴＭＴＧ）の買収で合意しているが、ニューヨークの連邦大陪審が同社と取締役会メンバーに対して召喚状を発行したことを明らかにした。
クアルコム<QCOM>が上昇。米最高裁はクアルコムの２つの特許を支持した特許審判委員会の決定に対するアップル<AAPL>の上告を棄却した。これによりクアルコムの勝訴が確定。
スピリット航空<SAVE> 22.57（-1.95 -7.95%）
フロンティア航空<ULCC> 9.36（-1.18 -11.20%）
ジェットブルー航空<JBLU> 8.76（+0.14 +1.62%）
コインベース<COIN> 55.96（-6.75 -10.76%）
エピザイム<EPZM> 1.48（+0.53 +55.14%）
デジタル・ワールド<DWAC> 25.16（-2.66 -9.56%）
クアルコム<QCOM> 127.18（+2.08 +1.66%）
アップル<AAPL> 141.66（0.00 0.00%）
マイクロソフト<MSFT> 264.89（-2.81 -1.05%）
アマゾン<AMZN> 113.22（-3.24 -2.78%）
アルファベットC<GOOG> 2332.45（-38.31 -1.62%）
テスラ<TSLA> 734.76（-2.36 -0.32%）
メタ・プラットフォームズ<META> 169.49（-0.67 -0.39%）
ＡＭＤ<AMD> 86.16（-0.92 -1.06%）
エヌビディア<NVDA> 168.69（-2.57 -1.50%）
ツイッター<TWTR> 39.19（-0.22 -0.56%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
