アジア株は上昇、米株先物高好感や中国政策期待の買い　中国当局は桁外れの経済政策検討

アジア株は上昇、米株先物高好感や中国政策期待の買い　中国当局は桁外れの経済政策検討

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数　　 21358.58（+194.67　+0.92%）
中国上海総合指数　 3327.98（+12.92　+0.40%）
台湾加権指数　　　　 15514.36（+146.78　+0.96%）
韓国総合株価指数　 2401.70（+10.67　+0.37%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6509.60（+76.23　+1.18%）

アジア株は軒並み上昇、米株先物の上げを好感して買い優勢で始まった。バイデン大統領が、米国の景気後退は避けられないものではないと述べたことを受け、ひとまず安心感が広がっているもよう。また、中国の景気政策に対する期待感も高まっている。中国政府は、原材料価格の上昇による打撃を受けた製造業を支援するために、桁外れの政策を検討していると上海証券報が報じている。

韓国株は反発も上値は重い。韓国ウォン安が引き続き懸念されているもよう。韓国中銀がインフレ率は5月時点の予想を上回る公算が大きいとの見解を示したことで、次回の会合で大幅な利上げに踏み切るとの見方が強まってきている。

豪州株は1.18%高、原油価格が時間外で上昇していることが材料視されており、エネルギー関連が全面高に。BHPビリトンやリオティント、OZミネラルズなど素材関連も総じて上昇している。一方で、金融引き締め加速に対する警戒感は残っている。ロウ豪中銀総裁は21日、インフレ率が年後半に7%に上昇すると予想、中銀目標の2-3%に戻すまで適切な措置を講じると繰り返し述べ、人々は金利上昇に備える必要があると警告した。豪中銀は米FRBに追随し、7月か8月に75bpの大幅利上げに踏み切るとの見方が広まりつつある。

出所：MINKABU PRESS