フルキャストＨＤが大幅高、派遣法改正で収益環境追い風

　フルキャストホールディングス<4848>が大幅高で４日ぶりに８００円台を回復してきた。０８年のリーマンショックの影響で当時日本国内でも派遣切りが問題化したが、その反動が最近の派遣ニーズの伸びに反映されている。そのなか、労働者派遣法改正への対応や人材への教育研修で優位性を持つ同社は関連有力株としての位置付けが不変だ。同業で物流作業の運営代行を行うエスプール<2471>との業務提携により収益機会が膨らんでいることも材料視。株価のボラティリティが高く、動意時には個人投資家の短期資金を誘導しやすく、きょうは寄り付きの大口買いをみてこれに追随する動きが観測されている。

フルキャストＨＤの株価は１０時５９分現在８１８円（△５１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）