ニトリHDが急反発で上場来高値、第1四半期は営業利益5.3%減も織り込み済み
ニトリホールディングス<9843>は急反発で株式分割後初の1万円大台乗せを達成、上場来高値更新となった。同社は29日取引終了後、16年2月期の第1四半期(2月21日~5月20日)連結決算を発表。売上高は1192億2600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は208億2500万円(同5.3%減)、最終利益は118億3900万円(同1.3%減)だった。新規出店効果などで売上高は増収を確保したものの、人件費などのコスト増加が利益を押し下げた。ただ、足もとのコスト増による利益停滞は株価に織り込まれていた。通期業績予想は売上高4450億円(前期比6.6%増)、営業利益710億円(同7.1%増)、最終利益436億円(同5.2%増)の従来予想を据え置いていることもあり、買い戻しが優勢となっている。
ニトリHDの株価は9時11分現在1万80円(△450円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
ニトリHDの株価は9時11分現在1万80円(△450円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)