コンドーテック---関東工場増築で耐震補強部材の生産能力3割増、太陽光システム設置も
建設資材などを扱うコンドーテック<7438>は18日、関東工場を増築し、増築建物の屋根に太陽光発電システムを設置すると発表した。
政府が打ち出した経済政策を背景とした国内の建築需要の拡大により、耐震補強部材であるブレースの増産が見込まれることから、約2.6億円を投じて関東工場の敷地内に第3工場棟を増築。この増築によって同工場の生産能力は3割増となる予定。また、約1億円を投じて増築建物の屋根に太陽光発電システムを設置する。これにより、太陽光発電事業の採算見込みが期待できるほか、太陽光発電システム用架台及び産業用パネルの拡販を図る計画。
併せて新株式発行等に関する資金使途の変更を発表。設備投資計画の割り当てを一部変更しており、太陽光発電設備は2.25億円から滋賀の太陽光発電設備に2.09億円。ブレース等生産設備は2.00億円から3.35億円とし、基幹システムソフトウェアへは0.80億円から0.55億円。残額はBCP対策等を目的とする建物改修・移転費用から、関東工場の太陽光発電設備に充当するとしている。
コンドーテック<7438>は社会活動に欠かせないインフラ・環境関連資材を供給。ターンバックルやシャックルなど産業・鉄構資材の製造・仕入販売、並びに電設資材の仕入販売など。豊富な商品ラインナップと地域密着型の即納体制が強み。土木・建築を中心に物流、船舶、鉄道、環境分野など幅広い業界に販売しており、特定業界の好不況の波を受けにくい収益体質となっている。
《FA》
提供:フィスコ