コンドーテック<7438>建設投資の回復で最高益更新が続く見通し=フィスコ中村 孝也
コンドーテック<7438>は、社会活動に欠かせないインフラ・環境関連資材を供給している。具体的にはターンバックルやシャックルなど産業・鉄構資材の製造・仕入販売、並びに電設資材の仕入販売など。豊富な商品ラインナップと地域密着型の即納体制が強み。土木・建築を中心に物流、船舶、鉄道、環境分野など幅広い業界に販売しており、特定業界の好不況の波を受けにくい収益体質を構築している。
住宅着工件数の増加や震災復興の本格化による建設投資の回復で、建設用資材の販売好調が続いている。円安による仕入れコストの上昇は価格転嫁で吸収し、2014年3月期も順調な滑り出しとなっている。震災復興需要や公共インフラ投資に関しては、今夏以降の本格拡大が見込まれており、同社の業績も最高益更新が続く見通しだ。
今後の成長戦略としては、鉄道・環境分野や東南アジア市場における販売強化、並びに首都圏営業の強化、鉄構資材分野におけるシェア拡大などに取り組んでいく方針。
株価もここに来て年初来高値を更新しており、業績回復に着目した買いも入りつつある。注目すべき局面だろう。
《TN》
提供:フィスコ