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【市況】株価指数先物【昼】 75日線を支持線としたショートカバーに期待


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の3万8740円(-0.51%)前後で推移。寄り付きは3万8900円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8860円)にサヤ寄せする形から、売り優勢で始まった。直後に付けた3万8930円を高値に、持ち高調整からロングを解消する動きとなり、ショート優勢のなかで終盤にかけて一時3万8630円まで売られる場面も見られた。

 日経225先物は現物の寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの+1σ(3万8800円)を下回ったことで、ショート優勢の流れとなった。エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、東京エレクトロン <8035> [東証P]の弱い値動きが神経質にさせているようだ。ただし、終盤にかけて一時3万8630円まで売られたが、75日移動平均線(3万8600円)が支持線として意識されている。寄り付きからの弱い値動きによって若干ながらショートが積み上がっていると考えられ、後場は75日線での底堅さを見極めつつショートカバーが入ってくるかが注目されよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍と横ばいで推移している。東京エレクトロンのほか、ファーストリテイリング<9983> [東証P]が日経平均型の重荷となった。ただし、ソフトバンクグループ<9984> [東証P]が支える形であり、NTショートでのスプレッド狙いは仕掛けづらいところである。

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