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【市況】ダウ平均は小反落 楽観的雰囲気は続き一時4万ドル台乗せ ウォルマート上昇=米国株概況

NY株式16日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   39869.38(-38.62 -0.10%)
S&P500    5297.10(-11.05 -0.21%)
ナスダック   16698.32(-44.07 -0.26%)
CME日経平均先物 38560(大証終比:-330 -0.86%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小反落。ただ、楽観的な雰囲気は続き、一時初の4万ドル台に乗せた。前日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場はFRBの年内利下げ期待を再び高めている。ただ、その後のFOMC委員の発言に概ね変化はなく、現行水準維持の必要性を強調し、利下げへの慎重姿勢を温存している。住宅とサービスのインフレを懸念しているようだ。

 しかし、米株価指数は最高値を更新していることから、上げ一服感も出ているが、下押す気配は全くない。アナリストからは「成長鈍化とインフレ軟化の組み合わせは、株式市場にとって天の恵みだ。投資家にとって、将来の金利低下の匂いほど食欲をそそるものはない」といった声も聞かれた。

 ウォルマート<WMT>が取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、株価は上昇。消費が裁量から生活必需品にシフトする中、同社の市場シェアは拡大しており、恩恵を受けている模様。この決算を受けて他のディスカウントストア株も堅調。

 農業機械のディア<DE>が決算を受け下落。取引開始前に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、通期の純利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。農家の収入減が圧迫していると説明。穀物価格の下落によって、米国の農家は2006年以来最大の収入減に見舞われている。

 ゲームストップ<GME>とAMC<AMC>が本日も利益確定売りに押され、熱狂も一旦冷めているようだ。投資家は週初の2日間、これらの銘柄を買い上げたが、前日に勢いが衰えている。「このようなファンダメンタルの裏付けがない銘柄は常に人が入ってこなければ上昇を続けることはできない」との声も出ていた。

 スイスの損保のチャブ<CB>が上昇。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が同社株を67億ドル保有した。米証券取引委員会(SEC)への届け出で明らかとなった。

 ASTスペースモバイル<ASTS>が急伸。同社は低軌道衛星を利用したグローバルな宇宙ベースのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを構築する。前日引け後にAT&T<T>と宇宙からの携帯通信サービス提供で提携したと伝わった。

 化学大手の3M<MMM>が7日続伸。本日はアナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を140ドルに設定した。前日終値よりも38%高い水準。市場動向と新CEOの就任を好感している。

 インテル<INTC>が4日続伸。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。年初来の顕著な下落を受け、逆風はほぼ織り込み済みだと指摘している。同社株は年初来で37%下落。

ウォルマート<WMT> 64.01(+4.18 +6.99%)
ディア<DE> 394.43(-19.59 -4.73%)
チャブ<CB> 264.88(+11.91 +4.71%)
AST<ASTS> 4.03(+1.64 +68.62%)
インテル<INTC> 32.03(+0.76 +2.43%)
3M<MMM> 104.86(+3.62 +3.58%)
ゲームストップ<GME> 27.67(-11.88 -30.04%)
AMC<AMC> 4.64(-0.84 -15.33%)

アップル<AAPL> 189.84(+0.12 +0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 420.99(-2.09 -0.49%)
アマゾン<AMZN> 183.63(-2.36 -1.27%)
アルファベットC<GOOG> 175.43(+1.55 +0.89%)
テスラ<TSLA> 174.84(+0.85 +0.49%)
メタ<META> 473.23(-8.31 -1.73%)
AMD<AMD> 162.62(+2.95 +1.85%)
エヌビディア<NVDA> 943.59(-2.71 -0.29%)
イーライリリー<LLY> 771.12(-15.90 -2.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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