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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、今週の重要経済指標を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,248.75(+2.50)
ナスダック100先物  18,277.25(+22.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ


10日の主要3指数はまちまち。序盤のプラスを圧縮しナスダックは小反落、S&Pは小幅続伸、ダウは125ドル高の39512ドルと8日連続で上値を伸ばした。この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回る鈍化を示し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を弱めるとの期待が再燃。当局者からも「最終的な利下げ」に言及し、買いを集めた。ただ、長期金利の上昇でハイテクは売られ、指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。前週末のミシガン大学消費者信頼感指数は低調だったが、期待インフレ率は堅調で長期金利を押し上げた。週明けも金利高が続けば、ハイテクをはじめ買いは入りづらい。今晩はFRB当局者からタカ派寄り見解が予想され、売り要因になる可能性があろう。ただ、今週は消費者物価指数(CPI)や小売売上高の重要指標が予定され、内容を見極める展開に。ホームデポやウォルマートなどの業績も注目材料となりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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