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【材料】アイナボホールディングス---2Q増収・2ケタ増益、大型物件事業が好調に推移

アイナボHD <日足> 「株探」多機能チャートより

アイナボホールディングス<7539>は30日、2024年9月期第2四半期(23年10月-24年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.8%増の461.60億円、営業利益が同15.2%増の15.70億円、経常利益が同13.6%増の17.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同17.0%増の10.78億円となった。

戸建住宅事業の売上高は前年同期比3.0%増の382.95億円、セグメント利益は粗利率の減少や販管費の増加により同2.7%減の17.38億円となった。タイル及び建材関連販売は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因として、住宅向けの自社ブランドタイル及び内装建材の販売が増加した。タイル及び建材関連工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因として、サッシ工事及びタイル工事が増加した。住宅設備機器関連販売及び工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因として、ユニットバス、キッチン、太陽光発電機器の工事が増加したほか、衛生陶器、エアコンの販売が増加した。

大型物件事業の売上高は同14.7%増の78.65億円、セグメント利益は同82.7%増の6.02億円となった。タイル及び石材工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因は、前期に子会社化した石材工事会社が連結業績数値に加わったこと、首都圏の大型タイル工事が完成したことによる。住宅設備販売及び工事は、売上高は前年比マイナスで推移した。その主な要因として、集合住宅の着工減や競争激化によるユニットバス工事の受注量が減少した。空調衛生設備工事は、売上高は前年を上回った。主な要因として、コロナ禍後の民間改修工事が再開したことや公共物件工事が順調に進捗した。

2024年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.9%増の920.00億円、営業利益が同18.6%増の21.00億円、経常利益が同11.2%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.8%増の14.50億円とする期初計画を据え置いている。

《HH》

 提供:フィスコ

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