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【市況】好決算銘柄が買われて75日線を上回る/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 38459.01 (+524.25)
TOPIX  : 2740.54 (+54.06)


[後場の投資戦略]

 29日の為替市場では、13時過ぎに円が急伸し、一時1ドル154円台に入る場面も見られた。神田財務官は、介入実施の有無に関して「ノーコメント」としているが、5円超の円高ドル安を受けて、市場では「覆面介入が実施された」と指摘する声が多い。介入実施の有無や介入資金が判明するのは、5月末に財務相が公表する「外国為替平衡操作の実施状況」まで待つ必要がある。

 ただ、日本銀行が発表する当座資金の推移から実施の有無を推測することはできる。仮に介入実施ということであれば「160円以上の円安は容認しない」という意思表示と理解できる。一方、介入資金は限りがあり、無尽蔵に介入を行うことが可能なわけではないので、今回の介入資金次第では、2回目、3回目という介入実施は難しい可能性もあるので、介入を巡る疑心暗鬼な状況はしばらく続くと考える。後場の東京市場は、為替動向を横目に、ランチタイムに決算が発表される商船三井<9104>、JPX<8697>など個別銘柄物色中心の地合いとなりそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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