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【材料】シーゲイトが決算 クラウド需要の勢い改善を示す 株価は下げに転じる=米国株個別

(NY時間10:19)(日本時間23:19)
シーゲイト<STX> 86.09(-0.45 -0.51%)

 ストレージのシーゲイト・テクノロジー<STX>が前日引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。第4四半期のガイダンスも公表し、1株利益は予想を上回る見通しを示した。売上高は予想範囲内。

 アナリストからは「クラウド需要の勢いが改善を示しており、その勢いは25年度も維持される」との声も出ている。ニアライン・ストレージの容量は前四半期比で10%拡大し、クラウド需要の改善傾向が強まった。ビット単価は前年比10%上昇し、容量制約を示唆した。

 なお、同社はシステム・オン・チップの資産を6億ドルで売却したが、バランスシートの改善に寄与するだろうと述べている。

 ただ、株価は上昇して始まったものの、買い一巡後は下げに転じている。

(1-3月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.33ドル(予想:0.29ドル)
・売上高:16.6億ドル(予想:16.6億ドル)
  HDD:14.8億ドル(予想:15.1億ドル)
  システム、SSD、その他:1.78億ドル(予想:1.78億ドル)
・粗利益率(調整後):26.1%(予想:25.9%)

(4-6月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.50~0.90ドル(予想:0.60ドル)
・売上高:17.0~20.0億ドル(予想:18.4億ドル)

【企業概要】
 大容量ストレージのHDDや、ミッションクリティカル、デスクトップ、ノートブック、コンシューマー、デジタルビデオレコーダー、ゲームなどのレガシ―市場向けHDDに加え、SSD・SSHDや、モジュール性・機動性を考慮したストレージサブシステムを含む広範なデータストレージ製品を製造・販売する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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