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【市況】東京株式(前引け)=反発、半導体関連を除き軒並みリバウンドへ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 22日前引けの日経平均株価は前営業日比266円62銭高の3万7334円97銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億7879万株、売買代金概算は2兆2448億円。値上がり銘柄数は1487、対して値下がり銘柄数は153、変わらずは12銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前週末の日経平均急落を受け、目先リバウンド狙いの買いが優勢となった。中東情勢に対する過度な不安心理の後退を背景に空売り筋の買い戻しが利いて、日経平均は一時400円を超える上げ幅をみせる場面もあった、しかし、買い一巡後は急速に値を消し、一時わずかながらマイナス圏に沈む場面もあった。その後は再び買い戻され、結局260円あまりの上昇で着地する非常に不安定な地合いとなっている。そのなか半導体関連株は総じて下げ止まっていないものの、その他の銘柄は目先自律反発の動きが目立つ状況にあり、前引け時点で値上がり銘柄数は1500近くに及び、プライム市場全体の9割を占めている。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが高く、ファーストリテイリング<9983>も上昇。東京電力ホールディングス<9501>など電力株が値を上げ、三井E&S<7003>も値を上げた。ニデック<6594>が買われ、霞ヶ関キャピタル<3498>も物色人気に。FIG<4392>が急伸、イーレックス<9517>、共英製鋼<5440>も値を飛ばした。半面、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の下げが目立つ。特にKOKUSAI ELECTRIC<6525>の下げが顕著。ソフトバンクグループ<9984>も軟調。さくらインターネット<3778>が売りに押された。TOWA<6315>が安く、SUMCO<3436>も下値を探った。

出所:MINKABU PRESS

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