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【市況】アジア株 総じて下落、リスク警戒など重石

東京時間18:04現在
香港ハンセン指数   16224.14(-161.73 -0.99%)
中国上海総合指数  3065.26(-8.96 -0.29%)
台湾加権指数     19527.12(-774.08 -3.81%)
韓国総合株価指数  2591.86(-42.84 -1.63%)
豪ASX200指数    7567.28(-74.83 -0.98%)
インドSENSEX30種  73008.31(+519.32 +0.72%)

 19日のアジア株は総じて下落。ウィリアムズNY地区連銀総裁(兼FOMC副委員長)が利下げの緊急性感じていない、データが正当化すれば利上げもありうると発言したことで、朝から株価が下落。さらにイスラエルによるイランなどへの攻撃を受けて中東情勢懸念が朝の株安につながった。

 上海総合指数は小幅反落。NY原油の上昇などもあって石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)、石炭エネルギー会社の中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エナジー)が買われた。銀行株は総じてしっかりも、中信銀行(中国CITICバンク)が大きく売られた。情報・ハイテクの売りが見られ、電子機器受託生産のフォックスコン、半導体のウィルセミコンダクタ、プロセッサ開発製造の海光信息情報技術(HYGON Information Technology)などが売られ
た。
   
 香港ハンセン指数は一時16044を付け、2カ月ぶり安値となった。その後16231まで戻して引けている。石油価格上昇を受けて上海総合同様に中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)などが買われた。海上輸送の東方海外(オリエントオーバーシーズ)や不動産のカントリーガーデンなどがしっかり。新興EVメーカーの理想汽車、光学機器のサニーオプティカルなどが売られた。
   
 豪ASX200指数は朝から売りが出て、一時7500を割り込んだ。その後7567まで戻して引けている。幅広く売りが出る中、資源・鉱山会社のフォーテスキューメタルズが2%弱、BHPグループ、リオティントが1%の下げとなっている。NY原油の上昇を受けて石油会社サントスが買われた。

出所:MINKABU PRESS

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