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【市況】株価指数先物【昼】 3万3250円を挟んだ上下100円程度のレンジ推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比10円安の3万3260円(-0.03%)前後で推移。寄り付きは3万3250円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3275円)にサヤ寄せする格好から、小動きで始まった。寄り付き後ほどなくして3万3170円まで売られたが、売り一巡後は中盤にかけて3万3340円まで買い戻された。ただし、積極的なロングの動きは限られており、終盤にかけて再び軟化すると、一時3万3160円まで売られる場面も見られた。その後は前日の終値水準まで買い戻されており、オプション権利行使価格の3万3250円を挟んだ上下100円程度のレンジ推移となった。

 日経225先物は寄り付き直後に週足のボリンジャーバンドの+1σ水準を下回ったことから、短期的なショートを誘う格好となった。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後はカバーの動きによってプラス圏を一時回復したもののロングの動きが限られており、結局は狭いレンジでの推移となった。週足のボリンジャーバンドの+1σが3万3220円辺りで推移しているため、同水準を支持線としたスタンスとなろう。一方で上値は徐々に切り下がっていることから、スキャルピング中心の短期的な売買が続きそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。小動きではあるものの、14.05倍辺りに位置している200日移動平均線を上回っての推移を見せている。方向性としては15日に付けた直近戻り高値14.13倍が次第に意識されてくるなか、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせよう。

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