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【市況】アジア株は全面安 中国PMIが5月も期待外れで総悲観、もはや中国株買う理由なし 香港株は弱気相場入りへ

アジア株は全面安 中国PMIが5月も期待外れで総悲観、もはや中国株買う理由なし 香港株は弱気相場入りへ

東京時間14:07現在
香港ハンセン指数   18128.08(-467.70 -2.52%)
中国上海総合指数  3196.06(-28.18 -0.91%)
台湾加権指数     16556.93(-65.81 -0.40%)
韓国総合株価指数  2581.00(-4.52 -0.17%)
豪ASX200指数    7114.80(-94.48 -1.31%)
インドSENSEX30種  62652.81(-316.32 -0.50%)

アジア株は全面安。中国製造業PMIが5月も期待外れの結果となったことで、中国経済停滞が懸念されている。中国5月の製造業PMIは予想外に低下し、昨年末以来の低水準となった。非製造業PMIは今年1月以来の低水準を記録した。

人民元は対ドルで年初来安値をつけているほか、米中関係も悪化。国内のコロナ感染拡大への警戒感も高まっており、もはや中国株を買う材料が見当たらない。いちおう、中国の景気支援策期待は残っているが、マーケットは完全に悲観的になっている。JPモルガンのダイモンCEOは中国は現在、はるかに複雑な状況にあるとコメントした。

香港株は下げ幅を拡大し、昨年11月以来の安値。今年1月の高値から20%下落し、このまま行けば弱気相場入りとなる。ハイテクや不動産、消費者サービス、金融、医療品など幅広い銘柄が下落している。

豪州株は1.31%安。中国経済停滞懸念と豪CPI上昇のダブルパンチ。きょう発表された豪州5月の消費者物価指数は前回から上昇した。ロウ豪中銀総裁はインフレを抑え込むために必要なことは何でもするとコメントしており、追加の利上げ観測が浮上している。ロウ総裁は利上げが必要かどうかは、単位労働コストだけでなく、個人消費やインフレ期待、世界経済の動向によると述べた。

ゴールドマンサックスは豪中銀が6月と7月に25bpの利上げを実施すると予想している。

出所:MINKABU PRESS

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