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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 8月21日版

日経平均株価は月末までに2万7500円まで下げる公算も
1. NYダウは今年後半に2万9653ドルを割らなくても、来年割る公算
  NYダウは値幅の大きな調整局面となる場合、何年も下げの流れを継続する動きにならず、たいていの場合、年足1本で調整を終了しています。
 2008年の暴落(リーマン・ショック)では、2003年から2007年までの上昇がすべてを押し戻されてしまいましたが、結果だけを見れば、年足が陰線引けした年は2008年だけでした。
 2020年の2月から3月にかけて大暴落しましたが、2020年は年足が陽線引けしています。
 1965年から1982年まで長い保ち合い局面へ入っていますが、このとき、レンジ上限から下限への下げ場面では、たいていの場合、陰線の年足が1本だけ表れて、翌年に押し目をつける展開となっています。
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