【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(7月24日記）

　日経平均株価は、本年の状況と時期を考慮すると、目先の価格が上昇したとしても、4月の高値2万2362円を積極的に目指す動きにはならないと考えられます。

　本年が2万2362円を超える動きがあるとするなら、それは9月以降の動きとしてあらわれる公算です。

　2万2362円を超えられないと考えられる現状では、本日以降、一段高となっても、2日の高値2万1784円前後では強く上値を抑えられる動きがあらわれると考えられます。

　本日は、寄り付き値が上放れる場合、そのまま上昇の流れを作り、2万1784円を試す動きになる公算です。

　寄り付き値が昨日の終値比でマイナスで始まる場合、昨日の高値2万1686円を超えられず、上値重く推移する展開を考えておきます。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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