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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):国際石開帝石、三菱UFJ、レナウン

国際石開帝石 <日足> 「株探」多機能チャートより
■インフォマート <2492>  1,563円  -33 円 (-2.1%)  本日終値
 インフォマート<2492>は6日続落。12日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が40億4600万円から40億9700万円(前年同期比11.9%増)へ、営業利益が11億3000万円から13億3100万円(同32.7%増)へ、純利益が7億5800万円から10億5800万円(同57.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したが、通期予想を据え置いたことが嫌気されたようだ。「BtoB-PF フード事業」の「BtoBプラットフォーム受発注」及び「BtoB-PF ES事業」の「BtoBプラットフォーム請求書」が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことに加えて、データセンター費や販管費の発生時期の期ずれが要因としている。

■国際石油開発帝石 <1605>  962.9円  -16.3 円 (-1.7%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>がいずれも続落。業種別でみても資源開発関連や石油関連株の下げが目立つ状況にある。15日のWTI原油先物価格は63セント安の1バレル=59ドル58セントと60ドル台を割り込んだ。これを背景に前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が売られており、この流れが東京市場にも波及している。

■三菱UFJ <8306>  522.9円  -4.7 円 (-0.9%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。米長期金利が低下していることに加え、前日の米株式市場で銀行株が下落したことを受け、日本のメガバンクも軟調な値動きとなった。米長期金利は時間外取引で2.08%台と前週末の2.12%前後から低下している。また、15日に発表された米シティグループの決算は利益が市場予想を上回ったものの、トレーディング事業が不振だったことなどが嫌気され、同社株は下落。シティ株の下落に伴いJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカが売られた。この米銀行株安を受け、日本の銀行株も売りが優勢となった。

■レナウン <3606>  135円  +31 円 (+29.8%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 レナウン<3606>が急騰。アパレルの名門企業だが業績は低迷、中国企業傘下で経営の立て直しを進めている。ただ、足もとは返品率の低下で収益が急改善傾向にある。同社が12日取引終了後に発表した19年3~5月期決算は営業損益が8億2700万円の黒字と前年同期の3400万円の赤字から脱却した。通期計画は1億円の黒字でこれを大幅に超過した。株価は100円近辺と低位に位置していたこともあり、これを材料視する短期資金を呼び込んだ。

■テラスカイ <3915>  2,072円  +400 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 テラスカイ <3915> がストップ高。12日大引け後に発表した20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益が1億9200万円の黒字(前年同期は1300万円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。米セールスフォースをはじめとするクラウド導入支援サービスが好調だったうえ、受託開発や保守案件が伸びたことが寄与。大型案件の受注や契約社数の増加で製品事業の収益が拡大したことも黒字浮上に貢献した。第1四半期実績だけで、通期計画の2億5000万円に対する進捗率は76.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■クックビズ <6558>  2,109円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値
 12日に決算を発表。「上期経常が2.2倍増益で着地・3-5月期も2.9倍増益」が好感された。
 クックビズ <6558> [東証M] が7月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年11月期第2四半期累計(18年12月-19年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の1億3200万円に急拡大し、通期計画の2億0500万円に対する進捗率は64.4%に達し、さらに前年同期の43.8%も上回った。
  ⇒⇒クックビズの詳しい業績推移表を見る

■メディア工房 <3815>  425円  +80 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 メディア工房<3815>がストップ高。午後2時ごろ、最新のMR(ミックスト・リアリティー=複合現実)向けキャプチャー技術を活用し、独自開発したリアルタイム実写立体動画撮影システム「SUPERTRACK」を開発したと発表しており、これを好感した買いが入った。「SUPERTRACK」は、グリーンバックのような特別な環境や設備を必要とすることなく撮影環境を簡易的に構築でき、独自の3D構成プログラムにより、市販のPCでも動作する実寸大表示可能な高解像度の実写立体動画が作れる技術。ポイントクラウドを利用した独自の表現技術により、世界ではじめてリアルタイムで立体動画を作成・表示することができるようになっており、モーションキャプチャーでは表現できない、人や生き物の存在感や動きをそのまま記録し、クラウドサーバーを経由したライブ配信をすることもできるという。同社では今後、エンターテインメントだけではなく、教育やその他実用目的に「SUPERTRACK」を活用したコンテンツを発表する予定。第1弾として、世界40カ国以上に招かれ、世界大会で審査員をするほどの大人気コスプレイヤー「麗華」をはじめ、国内外の人気コスプレイヤーを自由視点で観察することができる「ホログラ(HOLOGRA)」を8月に、「Stream」からリリースする予定としている。

■レイ <4317>  462円  +80 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 レイ <4317> [JQ]がストップ高。12日大引け後に発表した20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比4.7倍の2.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。前期に低調だったセールスプロモーション・イベント部門の業績が回復したうえ、テレビCMやテレビ番組の改編期にあたる年度初めに編集業務などの受注が好調だったことが寄与。上期計画の1.5億円をすでに75.3%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■インターアクション <7725>  1,649円  +263 円 (+19.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 12日に決算を発表。「今期経常は9%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
 インターアクション <7725> が7月12日大引け後(17:00)に決算を発表。19年5月期の連結経常利益は前の期比96.7%増の19.4億円に拡大し、20年5月期も前期比8.5%増の21億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、3期連続増益になる。
  ⇒⇒インターアクションの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1.57%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる17万4000株(金額で2億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月16日から8月15日まで。

■and factory <7035>  4,500円  +700 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 and factory<7035>がストップ高。12日の取引終了後、7月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したほか、19年8月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これらを好材料視した買いが入った。株主優待制度は、毎年8月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて特設サイトで食品や電化製品、ギフト、旅行・体験などに交換できる株主優待ポイントを5000~2万2000ポイント贈呈するとしている。また、同時にスクウェア・エニックス(東京都新宿区)と資本・業務提携し、マンガアプリを中心とした出版領域のパートナーシップの更なる強化を図るほか、小学館(東京都千代田区)と小学館公式のマンガアプリ及びWEBサービス「サンデーうぇぶり」のフルリニューアルにかかる業務提携と、人工知能に関連する先端技術開発などを手掛けるAIQ(東京都千代田区)との業務提携も発表しており、これらも好材料視された。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年9月~19年5月)単独決算は、売上高15億3100万円(前年同期比51.1%増)、営業利益1億5500万円(同25.7%減)、純利益8800万円(同33.7%減)だった。19年8月期通期業績予想は、売上高38億7000万円(前期比2.0倍)、営業利益5億1100万円(同40.0%増)、純利益3億5000万円(同34.3%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 ユーピーアール <7065>  4,570円  +700 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 ロコンド <3558>  1,070円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 富士山マガジンサービス <3138>  756円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 リミックスポイント <3825>  270円  -80 円 (-22.9%) ストップ安   本日終値
 JESCO <1434>  371円  -80 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値
 エスケイジャパン <7608>  489円  -100 円 (-17.0%) ストップ安   本日終値
 SOU <9270>  3,940円  -700 円 (-15.1%) ストップ安   本日終値
 など、5銘柄

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