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【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、米株高を追い風にリスクオンの買い優勢 (4月19日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  22238.07
高値  22250.37(09:00)
安値  22162.23(12:37)
大引け 22200.56(前日比 +110.44 、 +0.50% )

売買高  9億2898万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0208億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反発、好調な経済指標を受けた米株高を追い風に再びリスクオン
 2.今晩の米株市場休場で海外筋の参戦限られ商い低調、中小型株が強さを発揮
 3.任天堂が記録的な売買代金をこなして急騰、周辺銘柄にもポジティブな影響
 4.値がさのファーストリテの上値追い継続、日経平均押し上げ効果をもたらす
 5.値上がり銘柄数は1100強、売買代金2兆円台キープも今週では最低水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは110ドル高と反発した。米3月の小売売上高が市場予想を上回る内容となり、米景気への減速懸念が後退し買いが優勢となった。

 東京市場では、前日の米株高を受けリスク選好の流れで終始買い優勢。日経平均株価は後場伸び悩んだものの、2万2000円台前半で売りを吸収した。

 19日の東京市場は、市場参加者が限られるなかにあって強さを発揮した。今晩の米国株市場が休場ということもあり、海外投資家の参戦は限られたが、中小型材料株中心に買い気は強かった。前日に米国株市場が好調な経済指標を背景に主要指数が上昇したことや、ドル・円相場が安定した推移をみせたことで、時価総額上位の主力株も買い優勢だった。特に任天堂がゲーム機「ニンテンドースイッチ」の中国での販売認可の報道を受け、記録的な売買代金をこなし大きく買われたことから、デバイス関連などその周辺株にもポジティブな影響を及ぼした。また、指数寄与度の大きいファーストリテが上値追い基調を継続していることも日経平均の上げを助長している。東証1部の売買代金は市場参加者不足が影響して2兆円台はキープしたものの今週では最低水準だった。

 個別では、任天堂<7974>が売買代金3500億円を超える大商いで急騰、ファーストリテイリング<9983>の上値追いも継続。キーエンス<6861>、安川電機<6506>、デンソー<6902>なども高い。アンリツ<6754>も買われた。モバイルファクトリー<3912>、ホシデン<6804>が値を飛ばし、ツガミ<6101>も物色人気となった。アイシン精機<7259>、田淵電機<6624>なども高い。東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>なども上昇した。
 半面、トヨタ自動車<7203>が上昇一服、武田薬品工業<4502>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>、SGホールディングス<9143>が下落、東京海上ホールディングス<8766>も売りに押された。ヤマトホールディングス<9064>、LIXILグループ<5938>が急落となり、大和ハウス工業<1925>の下げも目立った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約92円。うち48円はファストリ1銘柄によるもの。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はヤマトHD <9064> 、ユニファミマ <8028> 、セブン&アイ <3382> 、大和ハウス <1925> 、KDDI <9433> 。押し下げ効果は約35円。

 東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)機械、(3)電気機器、(4)水産・農林業、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)空運業、(3)陸運業、(4)金属製品、(5)保険業。

■個別材料株

△アイロムG <2372>
 再生医療を用いた腰痛治療の実用化に向け米ディスクジェニックスが治験開始。
△ハブ <3030>
 株主優待制度を新設。
△モバファク <3912>
 1-3月期(1Q)経常は76%増益で着地。
△はてな <3930> [東証M]
 「スマブラ」連動のサービスを任天堂と共同開発。
△シルバエッグ <3961> [東証M]
 見込み顧客可視化ツールにLINE配信機能などを追加。
△ジャストプラ <4287> [JQ]
 「変なホテル ハウステンボス」全200室に「Putmenu」を導入。
△ビーマップ <4316> [JQG]
 前期経常を2倍上方修正。
△仁丹 <4524> [東証2]
 CIN治療薬に関する権利許諾を合意。
△バーチャレク <6193> [東証M]
 前期経常を40%上方修正。
△Genky <9267>
 30万株を上限とする自社株買いを実施へ。

▼LIXILグ <5938>
 前期税引き前を一転赤字に下方修正。
▼ヤマトHD <9064>
 前期経常を19%下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)モバファク <3912> 、(2)ホシデン <6804> 、(3)任天堂 <7974> 、(4)TOWA <6315> 、(5)オプトラン <6235> 、(6)ツガミ <6101> 、(7)カワタ <6292> 、(8)Genky <9267> 、(9)インターアク <7725> 、(10)PCA <9629> 。
 値下がり率上位10傑は(1)ヤマトHD <9064> 、(2)LIXILグ <5938> 、(3)東洋 <8614> 、(4)モロゾフ <2217> 、(5)大和ハウス <1925> 、(6)東洋BENG <4828> 、(7)じもとHD <7161> 、(8)ぐるなび <2440> 、(9)福島銀 <8562> 、(10)コシダカHD <2157> 。

【大引け】

 日経平均は前日比110.44円(0.50%)高の2万2200.56円。TOPIXは前日比1.96(0.12%)高の1616.93。出来高は概算で9億2898万株。東証1部の値上がり銘柄数は1147、値下がり銘柄数は899となった。日経ジャスダック平均は3450.48円(0.22円安)。

[2019年4月19日]

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