【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(12月12日記）

　日経平均株価は、本日の価格が下げると、目先の価格が3月26日の安値2万0347円割れを目指す動きになる可能性が大きくなります。

　弱気の展開は、2通りが考えられます。

　本日、寄り付き付近が最高値となって、そのまま下げの流れへ入る展開か、または本日の価格が2万1489円近くまで上昇した後、下降を開始する展開です。

　後者の場合、本日が12月7日と似た反発場面となって、本日、または明日以降に下げる展開です。

　昨日の価格が強く下値を支えられる動きにならなかったことで、弱気有利な状態となっています。

　目先の価格が下げる場合、下げ幅の大きな動きになる可能性があります。

　なお、現在は弱気有利な状況で、目先は下げが勢いづく可能性があるため、本日の価格が下値堅く推移すると、その動きが2万0971円以下の下げ難さと評価される可能性があります。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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