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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):楽天、ソフトバンク、SUBARU

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
■シェアテク <3989>  2,122円  +136 円 (+6.9%)  本日終値
 6日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)最終は7.8億円・通期計画を超過」が好感された。シェアリングテクノロジー <3989> [東証M] が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の連結最終利益は7.8億円となり、通期計画の4.7億円に対する進捗率が164.6%とすでに上回った。
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■アルファシステムズ <4719>  2,477円  +157 円 (+6.8%)  本日終値
 アルファシステムズ<4719>が大幅続伸。6日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高68億1800万円(前年同期比5.0%増)、営業利益7億8800万円(同30.9%増)、純利益5億4200万円(同29.6%増)となり、営業利益が3割増益となったことが好感された。主力のソフトウェア開発関連事業で、通信システムのうちノードシステム関連の売り上げが増加したことに加えて、オープンシステムの流通・サービス向けが伸長し、増益を牽引した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高287億円(前期比3.4%増)、営業利益29億円(同2.2%増)、純利益20億円(同0.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■楽天 <4755>  818.2円  +51.8 円 (+6.8%)  本日終値
 楽天 <4755> が続急伸。6日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期上期(1-6月)の連結税引き前利益が前年同期比35.8%増の861億円に拡大して着地したことが買い材料視された。FinTech事業と株式評価益を計上した投資事業が業績を牽引した。FinTech事業では「楽天カード」の会員基盤拡大を背景に手数料収入が増加したほか、銀行サービス、証券サービスも好調だった。今期に完全子会社化した楽天損害保険の業績上積みも収益を押し上げた。なお、国内EC事業は配送コストやポイント関連費用の増加が響き2ケタ減益となった。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,050円  +617 円 (+6.5%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>の物色人気が加速。同社が6日取引終了後に発表した19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が2兆2727億8300万円(前年同期比4.0%増)と増収を確保し、営業利益は7149億9300万円(同49.2%増)と5割近い大幅な伸びを達成。さらに、最終利益は3136億8700万円(同56.8倍)と急拡大した。ソフトバンク・ビジョン・ファンドの株式評価益や、アームの中国事業合弁化による非子会社化に伴い一時益を計上したことなどが利益を押し上げており、これが手掛かりとなって高水準の資金流入を誘った。

■図研 <6947>  1,786円  +105 円 (+6.3%)  本日終値
 図研 <6947> が続急伸。6日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が年同期比4.6倍の3.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ITソリューションで設計データや製品情報の管理システムの販売が好調だったうえ、ワイヤハーネス向けを中心に回路設計ソリューション売り上げも伸び、16.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

■かどや製油 <2612>  6,170円  +300 円 (+5.1%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は22%増益で着地」が好感された。かどや製油 <2612> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比22.3%増の16.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は64.2%に達し、5年平均の49.1%も上回った。
  ⇒⇒かどや製油の詳しい業績推移表を見る

■興銀リース <8425>  2,916円  +139 円 (+5.0%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は30%増益で着地」が好感された。興銀リース <8425> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比30.3%増の64.9億円に拡大し、通期計画の214億円に対する進捗率は30.4%となり、5年平均の27.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒興銀リースの詳しい業績推移表を見る

■SUBARU <7270>  3,342円  +110 円 (+3.4%)  本日終値
 SUBARU<7270>が反発。同社は6日に決算発表を行い、第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比52%減の575億7600万円の減益だった。北米での販売は堅調だが、フルモデルチェンジを控えたフォレスターなどの出荷台数の減少や諸経費の増加などが響いた。19年3月期の業績予想は据え置いた。ただ、野村証券ではレーティングの「バイ」を継続し、目標株価は4000円から4100円に引き上げたようだ。第1四半期は減益となったが、北米の好調や苦戦していた欧州市場の回復などが評価されている様子だ。

■JXTG <5020>  839.4円  +22.4 円 (+2.7%)  本日終値
 JXTGホールディングス<5020>、出光興産<5019>、昭和シェル石油<5002>、東亜石油<5008>、富士石油<5017>など石油株が軒並み上昇。トランプ米政権がイランに対する制裁の一部を再発動、イラン原油の供給減少が原油市況高につながるとの見方が株高の思惑につながっている。このほか国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>など資源株も買い優勢。

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