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【特集】「ブロックチェーン」が15位にランキング、非金融分野での利用拡大で成長余地広がる<注目テーマ>

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1 全固体電池 
2 人工知能 
3 iPS細胞 
4 カジノ関連 
5 TOPIXコア30 
6 5G 
7 リチウムイオン電池 
8 電気自動車関連 
9 サイバーセキュリティ 
10 JPX日経400

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ブロックチェーン」が15位となっている。

 茨城県つくば市は7月31日、マイナンバーカードとブロックチェーンを活用したネット投票の試みを国内で初めて実施すると発表した。これはIoTや人工知能(AI)、ビッグデータ解析などの革新的な技術を生かした実証実験を支援する「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」の最終審査に導入するもので、ブロックチェーン技術によって投票内容の改ざん防止や秘匿性を確保する。

 ブロックチェーンとは、取引などの記録をコンピューターのネットワーク上で管理する技術のひとつ。暗号技術を組み合わせることで、改ざんが極めて難しい分散処理・管理を実現できることから、適用範囲は仮想通貨など金融分野にとどまらず、さまざまな分野で応用が広がっている。

 直近では、デジタルガレージ<4819>が8月1日に、ブロックチェーンやAIなどの最先端技術を活用した健康・医療情報プラットフォームの構築に向け、ウェルビー(東京都中央区)と資本・業務提携すると発表。

 日立製作所<6501>とKDDI<9433>は7月25~26日にかけて、ブロックチェーンと生体ID認証を組み合わせたクーポン決済システムの実証実験を行った。

 また、イグニス<3689>は7月19日、出資先の韓国メモリー社がブロックチェーン技術を活用したゲーム開発を開始し、年内にも提供する予定だと発表。今後、非金融分野での利活用が一段と進むことが予想され、 ブロックチェーン技術に関連した市場規模はさらに拡大しそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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