市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 スター精密、ベル24HD、インターアク (11日大引け後 発表分)

スター精 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 スター精密 <7718>   ★今期経常を16%上方修正、自社株買いも発表
 ◆18年12月期(10ヵ月決算)第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の40.6億円に急拡大して着地。主力の工作機械事業が収益を牽引した。欧州や中国で自動車関連など向け自動旋盤の販売が大きく伸びた。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の70億円→81億円に15.7%上方修正。予想PERが10.0倍→9.0倍に低下し、割安感がさらに強まった。
  併せて、60万株を上限に自社株買いを実施すると発表。取得した株式はすべて消却する。

 トレファク <3093>   ★3-5月期(1Q)経常は24%増益・上期計画を超過
 ◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比24.0%増の3.1億円に伸びて着地。服飾専門リユース店を4店舗出店したほか、前期に出店した店舗も寄与し、8.6%の増収を確保した。商品別では衣料、生活雑貨、スポーツ・アウトドア用品の販売が好調だった。店舗人員配置の効率化など販管費の削減を進めたことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の1.4億円をすでに2.1倍も上回っており、業績上振れが期待される。

 ATAO <3550> [東証M]  ★3-5月期(1Q)経常は36%増益で着地
 ◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比35.7%増の3.5億円に拡大して着地。自社ブランドのバックや財布の販売がインターネット、実店舗ともに好調で、22.1%の大幅増収を達成したことが寄与。
  第1四半期実績の通期計画6億円に対する進捗率は58.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 ベル24HD <6183>   ★3-5月期(1Q)税引き前は37%増益で着地
 ◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結税引き前利益は前年同期比37.2%増の26.2億円に拡大して着地。アウトソーシング需要が高まるなか、伊藤忠商事との協業強化による案件増加や、前期に子会社化したCTCファーストコンタクトの業績上積みなどで、コールセンターを中心とするCRM事業の収益が拡大したことが寄与。サービス価格の適正化や生産性向上も大幅増益に貢献した。

 エヌピーシー <6255> [東証M]  ★今期経常を49%上方修正
 ◆18年8月期の連結経常利益を従来予想の2億9100万円→4億3500万円に49.5%上方修正。減益率が41.6%減→12.7%減に縮小する見通しとなった。来期に予定していた太陽電池製造装置の売上が前倒しとなるうえ、部品の販売が想定より伸びることが寄与。装置関連事業における原価低減や環境関連事業の利益貢献も上振れの要因となる。

 インターアク <7725>   ★前期経常を14期ぶり最高益に上方修正、配当も3円増額
 ◆18年5月期の連結経常利益を従来予想の6.9億円→9.8億円に41.3%上方修正。増益率が67.6%増→2.4倍に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主要取引先の半導体メーカーにおける積極的な設備投資を背景に、CCDおよびC-MOSイメージセンサー向け検査用光源装置や瞳モジュールの販売が想定以上に伸びたことが寄与。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の10円→13円(前の期は12円)に大幅増額修正した。

 ウッドフレンズ <8886> [JQ]  ★今期経常は21%増益、20円増配へ
 ◆18年5月期の連結経常利益は前の期比33.1%増の10.7億円に拡大し、従来予想の9.2億円を上回って着地。続く19年5月期も前期比20.7%増の13億円に伸びる見通しとなった。前期は鉄筋マンションや木造アパートの販売が伸び、2ケタ増益を達成した。今期は住宅販売の増加などを背景に、20.0%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を100円→120円に増額し、今期も前期比20円増の140円に増配する方針とした。予想PERが7.9倍→5.6倍に低下する一方、配当利回りは4.31%に上昇し、割安感が強まった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均